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〜SUMMER MISSION〜   作者: ボラギノール(ボラノ)
3/11

謎な会話から始まる九年前の謎解き

今日はいつもより早く起きた、まさかだとは思うが本当かもしれないと思ったからだ。

いつもより早く食べ、いつもより早く歩き駅へといつもより早く着いた。

とにかく気のせいだと思いたかったのだ。知らない女性が駅で待っていると言う夢がホントではないことを

早く知りたかった。

でも本当だった、ピンクの長い髪、顔は小さく、俺の好みのタイプに似ている女性。

間違いなく俺の昨日の夢に出てきた人である、俺の夢に出てくるとはいったい何者なんだあの人は?

何かいやな話に巻き込まれそうだ、帰ろうかな、、、でも一体俺に何の用があるのかも気になるな、、

これからの人生、気になり続けたまま生きるのは、背中がかゆいのにかけない感じのもやもや感を持ったまま生きていくのか?

「そんな人生、いやだな。」

すぐに決心はついた。

「あの、」

いきなり話しかけられて驚いたのか、わっ、と女性が言った。そして

「あ、来てくれたんですね。」

と言い

「これから話すことは決して嘘ではなく"真実"ですので真剣に聞いてください」

はい、と俺が言うと女性は話し始めた。

「この地球が平和なのはいろいろな人が守り続けてくれてるからです。

この地球では起こってはいけないことが起きたらそれを解決する、そんな人がいたからです。

実は私も、この地球を平和にする仕事をしている一人なんです。」

おかしな話だった、警察がいるから事件は解決し、国を守るやつがいるからこの世界は平和なんじゃないか?

と女性に尋ねる、すると女性は

「確かにその通りです、でも警察の人などが見落としたりしたらどうします?

まぁ、そういうことになるケースは一般的に少ないですが、”もしも”あったら

危ないじゃないですか、それを解決してるんです」

「ってことは?」俺は少し話に真剣になっていた。

「そうです、この町であったんです。

この地球上では起きてはいけないことが"9年も前に"ですけどね、それに気づいたのはごく最近の事でした、私も驚きましたよ、9年間もかくれつづけているじけんがあるんだな~って」

現実とは程遠い話だ。嘘に違いない、とりあえずどこから来たのかだけ聞いておくか

「どこから来たんですか?」

すぐさま女性は

「少なくともこの地球からではないですね」

地球からじゃないならどこだよ!宇宙か?ユニバースなのか?

「まだ発見されていない星から来たのです」

ホホーンこいつの話すことがわかってきたぞ

どうせこの町のことを知らないから探すの手伝ってくれとかいうんだろ?

「ってことなんですけど、この町のこと全然知らなくて困ってるんです、

なのでできれば九年前の事件を探す調査に協力してくれませんか?」

ほらやっぱりだ。

「無理だ、そんな話、信用できるか!」

かなり厳しく言った

しかし相手はまったく動揺していないようで

「困りましたね~オカルト・ミステリー好きのあなたなら協力してくれると思ったのですが、

ダメですか、。残念ですね、」

何で知ってるんだ俺の趣味を!!

「自分の住んでいる町の九年前に何が起こったのかその謎を自分で解き明かしたいとか思わないんですか?ワクワクしないんですか?

マニアだったら絶対、引き受けてもおかしくない内容なのにな、、」

クソ、こいつ、、ただものじゃない、俺の趣味まで知ってて、夢にまで出てくる奴、

言ってることはまだ信じれないが、こいつの正体の謎を暴く謎解きも面白そうだし

引き受けてみるのも悪くない。

「まぁ、少しなら」

すると女性は嬉しそうに

「ありがとうございます。では詳しいことはまた話すのでそれでは」

と言って遠くへ走っていった。

謎が多いな、、でもその分、謎を解くのが面白そうだ。


「はぁ」

ため息一つ、今日もまた満員電車に乗るとするか。

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