夏休み初日
7月25日
終業式の終わった次の日である。
俺は陽菜乃に呼び出されて図書館に向かおうとしている
「あちぃ」
なんでここ最近の夏はこんなにも暑いのだろう
ガキの頃…と言っても俺は幼少期の記憶がないので
小学高学年くらいの頃は近所の友達と
朝から夕方まで、鬼ごっこやらかくれんぼやら
していたのが信じられない、あの頃もこれくらいの
暑さであっただろうか…
と、そんなことを考えていると
「よぉ、連も呼び出されたのか」
そう言って話しかけてきたのは明
「なんだ、明も呼ばれたのか…この感じだと多分みんな呼ばれたんだろうな」
「まぁ、そうだろうな、例の事件について調べるんだろ?」
「そうだろうな」
そんなことを話しながら図書館につくと
陽菜乃と優華に会う
「連に明、遅い!遅刻!」
と言うのは優華
「いやいや、昼前って言われただけなんだが」
「だからって11時50分って、おそすぎない?」
そう言ってくる陽菜乃
これが男子と女子の差と言うやつだろうか、
大樹の姿は見当たらないが、きっともう本でも読んで待っているのだろう、特に大事なようがない場合は毎日のように図書館に通ってるようなやつだ
「で?図書館で昔の資料を探すんだろ?」
「うん…そうなんだけど、まずはお昼ごはん食べに行かない?お弁当つくってきたの!」
「へぇ、葉山さんって料理つくれるんだ!、たのしみ!」
「わかった、じゃあとりあえず大樹を呼んで、昼ごはんを食べることにするか」
そう言って、俺達は図書館近くの公園に行くことにした