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儚い世界  作者: 碧井うみ
8/13

醜いどす黒い塊は

誰にも見せたらいけないものだと

ずっとずっと人に見せず

ずっとずっと隠していたんだ

僕の心のずっと奥深く


醜いどす黒い塊は

僕を覆いつくす

どこからともなくやってきて

僕の体を蝕んでいく


醜いどす黒い塊は

どこかに吐き出さないと苦しくて

でも、誰にも見せてはいけないから

だから、僕は


醜いどす黒い塊を

白い紙に塗りたくった

僕の体からすくい取って

思い切り紙に塗りたくるんだ

そうしたらなんだか

少しずつ、少しずつ僕の顔が見えてきて


醜いどす黒い塊は

そのままではとても醜いけれど

紙に塗ってみたら虹色になったよ


醜いどす黒い塊

黒の中には光があふれていたんだね

ブラックホールみたいにさ



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