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儚い世界  作者: 碧井うみ
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マッチ

心にぽっかりと空いた穴が虚しくて

その穴を埋めようと必死になった



寒さをしのぎたくてマッチを擦った

一瞬感じた小さなぬくもり

慣れ始めていた寒さを一層強く感じさせただけ



この鼓動の意味には気付いている

心が叫んでる

それでも私は自分の心にふたをする

この気持ちに名前を付けてはいけない

今日も気づかないフリして笑う



寒さをしのぎたくてマッチを擦った

一瞬感じた小さなぬくもり

慣れ始めていた寒さを一層強く感じさせただけ



あなたは私に本気じゃない

わかってる、わかっているわ

私はただのあの子の変わりで

あなたが抱きしめているのは私の体だけど

その目に映っているのは私じゃない

そんなのわかっていたはずだった



寒さをしのぎたくてマッチを擦った

一瞬感じた小さなぬくもり

慣れ始めていた寒さを一層強く感じさせただけ





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