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儚い世界  作者: 碧井うみ
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絶望


永遠にお腹が空かなければいい

永遠に喉が渇かなければいい

永遠に心が消えてなくなればいい


そうしたら、僕は


そうしたら僕は、自由になれる

悲しいことも苦しいこともなく

ただ存在していられる

自分が存在していることすら認識できないまま

ただその場に立ち尽くして

今日も真っ暗な夜空見上げる



そんなのは悲しすぎるかい?



でもね、心がなかったら

心がない自分のことを悲しむ心もない

最初からそうだったのなら

それに気が付くこともない


永遠に殻に閉じこもって

永遠に存在し続けたい

自分が存在していることすらわからないまま










僕は今日、この気持ちに名前を付けよう

絶望と。








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