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儚い世界  作者: 碧井うみ
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儚い世界


「イタイイタイ」


痛い痛い傷はね

本当に痛くてたまらない傷はね

そのまま意識が飛んじゃうのさ

ジコボウエイホンノウ?だっけね?


それとおんなじ

心の傷も

痛い痛い記憶はネ

本当にイタくてたまラない記憶はね

そのまま消エテ無くなってしまうのサ


ウッカリすると

ココロが消えチゃったリなんかも、スル、かモね?


痛いイタイ言えるウチは

まだダイジョウブ?なノ?カもネ?



イタイノイタイノ飛ンでイケっ




「儚い世界」


誰かがいなくなっても

なにひとつ変わらないこの世界

とても残酷で

とても幸せな世界


テレビのあの子は

死んだことを後悔するのでしょうか

テレビに出ないあの子は

自身の犯した過ちを許せるのでしょうか


加害者も被害者もわからないまま

時計だけが進み続ける


(一番不幸なのはだあれ?)


何も変わらない私の日常

けれどあの子たちに明日はない


誰かがいなくなっても

なにひとつ変わらないこの世界

とても残酷で

とても幸せな世界




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