表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/5

父の日

tagutomo様よりご提案のあった話を、こちらの都合上SSとして投稿させて頂きます。

SSとした理由は、本編未出の設定等が多数出た為、本編との齟齬が出る可能性が高い事が主な理由となります。

もし本編や他のSSとの齟齬があった場合でも、優しくスルーでお願い致します。

また、短時間で仕上げたので若干推敲等が甘いかも知れません。重ねてご了承願います。


一応の予定と致しましては、本編とリンクさせる予定ではあるのですが・・・。

リザアース暦1007年6月18日(日)。

相変らず北極大陸の開拓中です。

現在は建築関係よりも、転移魔方陣の修正作業に重点を置いて作業している感じ。

住居予定なんかの“ハコ物”の建築は、纏めてコピーするだけでいいから楽でいいんだけど、

転移魔方陣の修正作業だけはいちいち手を加えないといけないので、ちょ~っと遅れ気味なんですよねぇ。

マジで地味な作業だし、時間が掛かる割りに一切気を抜けないと言う。

結構しんどい&邪魔臭い作業ですわ。

自分で勝手に移動面での利便性の高い国を目標に建設しておきながら、若干後悔もしております・・・。

まぁ、レナ達が成人して、この国に人類を誕生させるまでの我慢ですかね?


で、相変らず魔石は量産してます。

“降神”を使用しての魔石生産は昨日やったので、今日は単純作業の日。

いい加減単純作業に飽きたら、ギルド依頼でもこなして気分転換でもしてみますかねぇ。


・・・それにも飽きたら、新しく召喚獣を追加してみるのもいいかも?

まだまだ召喚可能枠には空きがあるんだし。


・・・でもなぁ。“錬金術”で作成可能分も含めて“召喚石”が、手元に全く無いんだよねぇ・・・。

今の所、“錬金術”で造る事が出来る“召喚獣”で欲しいと思う奴って居ないしなぁ。

ついでに言うと、召喚獣召喚系のスキルは数年前(と言うか、初召喚の翌年)にカンスト済み。

まぁ召喚したら放置しっ放しで、北極大陸の開拓作業してるからね。そりゃレベルも上がります。

それでもチートな俺がカンストまでに時間が掛かったのは、“最初の召喚獣はホース系で”って拘ったのが、

一番の原因だとは分かっては居るのですがね。

レアドロップにしたせいか、コーン系やウイングホース系を幾ら狩っても、全く出無いんでやんの!

ちまちまと空いた時間に狩っていたせいか、“召喚石”を手に入れるまでに数百匹は狩ったかなぁ。

コーン系やウイングホース系ってゴブリン系みたいに大量に居ないみたいだし。

居てもせいぜい数頭の群が限界って感じだったんだよなぁ・・・。

でも頑張って“召喚石”を入手した所までは良かった。かなり嬉しかったしね!

が、騎乗術のスキル上げ目的で拘った割りには、殆ど騎乗した事が無い(その時間が無い)と言う現実。


“錬金術”スキルは休みの日に下位変換でパワーレベリングしたおかげで、既にカンスト済みです。

最初は下位変換した不要在庫が大量に出ましたが、カンストした時点で上位変換で在庫一掃しておきました。

ちなみに、既に居る召喚獣達は北極大陸に放牧して(放置とも言う)自由にレベル上げをさせています。

“召喚石”がドロップしたら持ってくる様には言ってあるので、拾って来てくれると嬉しいな~♪


ルナ達とは違って、召喚獣に関しては俺からスキル付与はしない方向で育成しているので、

単純に新しくスキルを習得してくれるのも、ちょっとだけ楽しみにしていたりします。

その辺は完全に自主性に任せている感じかな?

さすがに使え無いと不都合が多過ぎるので、“念話”だけは付与しましたが。


召喚した直後に躾だけはちゃんとしたから、“怠け者な召喚獣になる事”は心配していません。

実際に基礎ステータスもレベルも、放置している割にはそれなりに上昇しているみたいだからね。

それぞれ、ちゃんと頑張っているのでしょう。

まぁ、俺の分体の召喚獣となった時点で、レベルUPさえすればチート化するのは決定事項なんですが。

強制送還される事なんて、本当に俺の召喚獣となった最初の頃だけですわ。

・・・ルナ達が召喚獣を持った場合を考えると・・・ちょっと恐ろしいかも。



そんな事をつらつらと考えながら、転移魔方陣の修正作業をしていたら、久しぶりにルナから念話連絡が。

【ちょっとした用事があるので、“神の居住区”に戻って頂けませんでしょうか?】との事。

丁度区切りのいい所まで進めてあったし、若干単純作業にも飽き始めて居たので、パパッと片付けたら即転移。


主寝室に戻り、念の為に洗浄&乾燥で身奇麗にした後、リビングへ。


リビングには始祖の神様方を含む、全員が集合していました。

ちなみに、始祖の神様と魂の神様は分体(?)の方が、美の神様と同じく長期滞在されて居ます。


「おや?皆さんお揃いですが、何かあったんですか?」


『リュウノスケくん。おかえり~』『『『リュウノスケさん(様)。おかえりなさい(ませ)』』』

「「「「「「「「「「おかえりなさいませ」」」」」」」」」」


「ただいまです。で?何があったんです?」


『リュウノスケくんさ?今日って何の日か分かる?』


「は?え~っと6月18日って何かあったっけ・・・。う~ん・・・」


『じゃぁヒント。6月の第3日曜日って何の日?』


「え?特定の日じゃなくて“第3日曜日”ですか?う~ん・・・何だろう。何かあったっけ・・・。

・・・ん?もしかして去年の“バレンタイン”に続いて“地球”と言うか“日本”のイベントですか?」


『正解!では改めて、今日は何の日でしょうか?』


「え~っと・・・5月じゃなくて6月だから・・・何だろう・・・。

こどもの日は5月だし・・・あ!母の日か?いやアレも5月だったよな?じゃぁ父の日?」


『正解!今日は父の日でした~。

はい!じゃぁ皆プレゼントを渡しましょう。従と接も頂戴ね?』


どうやら今年の正月に、またまたミツハルさんから聞き出したらしい。

全くあの人は余計な事を・・・。まぁ愛娘達からプレゼントを貰えるのなら、素直に嬉しいんですけどね?

ちなみに俺の知らない間に“母の日もやった”との事でした。

もうとっくの昔にタリズ達は男体化してるのに、母の日にプレゼントを貰うとか・・・まぁいいけどね。


で、レナ達から「お父さん。いつも有難う~」との言葉と共に、貰ったプレゼントはこちら。

レナ →漆黒の竜鱗のスケイルアーマー

エッジ→漆黒の竜鱗のフォールド

ルビア→漆黒の竜鱗のグリーブ

リル →漆黒の竜鱗のガントレット

ファー→漆黒の竜鱗のソールレット


それぞれの詳細を“完全鑑定”してみた結果がこちら。


名前:漆黒の竜鱗のスケイルアーマー

占有部位:胸部&腹部

重量:3kg

各種補正:DEF+50・MDEF+50

特殊効果:火属性ダメージを3%軽減


名前:漆黒の竜鱗のフォールド

占有部位:腰部

重量:2kg

各種補正:DEF+30・MDEF+30

特殊効果:水属性ダメージを3%軽減


名前:漆黒の竜鱗のグリーブ

占有部位:脛部

重量:1kg

各種補正:DEF+10・MDEF+10

特殊効果:土属性ダメージを3%軽減


名前:漆黒の竜鱗のガントレット

占有部位:手甲部

重量:1kg

各種補正:ATK+30・DEF+30・MDEF+30

特殊効果:無手術系スキル使用時、追加でATK+10


名前:漆黒の竜鱗のソールレット

占有部位:足部&足首部

重量:1kg

各種補正:AGI+10・DEF+10・MDEF+10

特殊効果:風属性ダメージを3%軽減・走り系スキル使用時、消費SPを3%軽減


おぉ!中々の装備品だな。

幾ら素材が良いとは言っても、とても4歳児程度が造ったとは思えない出来です。

まぁ当人達としては、鱗を張り合わせたり繋げたりして、柔らかな生地で裏打ちをしただけっぽいのですが、

その辺は“最上位装備品作成”スキルが作用したみたいで、それなりに良い仕上がりになってます。

多分元々の素材からしたら、各種補正とか特殊効果なんかは低目になっているんだろうけどね。


今年の頭ぐらいからレナ達の染色系と装備品作成系のスキルが上がっていたから、

“何かな~?”とは思っていたけど、こういう事だったのね。 納得です。


色が“漆黒”で統一してあるのは、汚れが目立たない様にする為だって。

さすがに防汚や自動洗浄、自動修復、自動帰還、鑑定不可みたいな、

俺が今までに“創造魔法”作った装備品にある特殊効果までは付けられ無かったらしい。


・・・まぁ、俺が今までに狩って保存していた素材を勝手に使った事は、見逃してあげましょう。

“俺の為の装備を造る為”なんだし。


ちなみに、“母の日”のプレゼントは足輪系だったらしいです。

“獣化状態時でも装備出来る様に”って考えての事なんだろうね。ウチの子達は偉いです。

昔俺が“装備記憶のバングル”でやらかしたのとは大違い。


一方、魂の神様ご一家でもお渡し中。

どうやら直剣と小盾みたい。こちらも竜素材品みたいですな・・・って!

ソレ!ウチの世界由来の物だから!他の世界に持ち出せないよ!

・・・まぁお子様のする事なんで、魂の神様にだけは忘れないうちに念話で注意しとこっと。


そんな様子を好々爺然として、微笑みながら見守る始祖の神様。

まぁ始祖の神様には子供が居ないから、仕方が無いよね。



嬉しいプレゼントだったので、早速レナ達の前で装備してみます・・・。

ついでに以前異世界に行った時に作って、その後亜空間収納に放置していたサーコートも出して装着してっと。

サーコートの色も漆黒にしてみたら、完全に真っ黒装備です。

・・・うむ。鏡が無いから分からないけど、明らかに“神様”っぽく無いですな。

俺の思うイメージ的には、アンデッドの“召喚獣”首無し騎士デュラハンに近い感じかな?

どうやら俺の“邪神化”イメージがさらに加速した模様・・・。 まぁいいけどさ。


せっかく貰った装備品だけど、この装備品は俺の国で王様家業をする時の装備用にしとこっと。

サーコートも併せて着用すれば、見た目的に十分偉く見えそうだからね!


レナ達それぞれに「有難う」を言いつつ頭をナデナデしたら、北極大陸の開拓に戻ります。



・・・つーかさ。

父の日でプレゼントを貰ったのなら、こどもの日にもプレゼントを用意しなくちゃいけなくなる訳で。

確かに嬉しいんだけど、もう本当にこれらのイベントは持ち込まない様に、ミツハルさんに注意しとかないと。



ちなみに、北極大陸に戻った直後に新たな装備品を作成。装備しました。


名前:装備保全の足輪

所持者:リュウノスケ&リュウノスケの分体限定

占有部位:足首部

重量:1kg

各種補正:なし

特殊効果:防汚・防水・自動修復・自動帰還・自動洗浄・鑑定不可。

さらに各所装備部位に装備中の装備品に対して以下の特殊効果を追加する。

防汚・防水・自動修復・自動帰還・自動洗浄・所持者限定。


はい。便利装備化用の装備品ですね。

せっかくレナ達が造ってくれた装備品自体に色々と手を加えるのもどうかと思ったので、こうしました。

ちなみに“漆黒の竜鱗のソールレット”と占有部位が重なっていますが、

先にこちらを装備してから、ソールレットを装備すれば設定上問題無いのです。

もちろん、ちゃんと問題が無いかの確認もしましたよ?



で、装備記憶のバングルに新規登録して、いつもの装備に戻したら北極大陸の開拓を再開。

さて、頑張るか~。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ