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宇宙(とき)の果てまでこの愛を(BL注意)  作者: 鴉野 兄貴


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人は死んだら電柱になる

 人は死んだら桜の下でその養分になる。

 そういう話は聞いたことがあるが、電柱になるとは思わなかった。電気である。電波を受信していたいがネタではない。


「こんな姿になって」


 雄々しく突っ立つ俺の身体に身を預けるのは俺の恋人である。男だが恋人である。この際身体をこすりつけるのはやめろ。周りが見ている。


「いやいや、意外といけるぞ」

 お前は布団オ〇ニーが好きだったからな。「ポジションはショートだ」とぬかす奴に内心で告げる。短小乙。


 電柱である以上、上からお姉ちゃんの裸が見放題だがたまにババアの裸も不回避である。

 カルテットダンスを舞うワンチームババアに憎悪の目を向けつつも天空に向けておったつ。一応言っておくが卑猥ではない。ただ俺は電柱なだけである。

 足元では犬が俺に小便を仕掛けた。勘弁してくれ。

 電柱であるならば股間をこすりつける強者がいるがそれは俺の元恋人なので逮捕しないでほしい。

 電柱ゆえに殿中でござる。


 電柱は街頭もつける。今どきはLEDライトで隅々まであまねく照らす。半裸の変態が引っ張って行かれたが俺のせいではないと言いたい。



 そいつは健全なホモなので女性には紳士だ。良い弁護士を紹介してやりたいが田中でんちゅうなので無理である。

 電柱は雄々しく天空に向けて突っ立っている。

 確かに太い。確かに硬い。確かに強烈に常に勃起っている。

 だからって電柱に興奮するやつは変態と言われても仕方あるまい。だが、俺はこうやって田中ゆえに全裸にて風雪に晒される自分にかなり興奮するのである。

 ただ、血液が無いので気持ちだけであるが。

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