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宇宙(とき)の果てまでこの愛を(BL注意)  作者: 鴉野 兄貴


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50/101

私メリーさん 今あなたの後ろを

 真夜中に目が覚めた。

 ケータイに着信アリ。


「私メリーさん。あなたの家に向かっています」

 なんの悪戯だ。


 もう一回寝ると激しく携帯がバイブ。慌てて取って再生するとまた一言。

「私メリーさん。あなたの駅につきました」

 今の時間に鉄道は動いていない。

 寝よう寝ようとするとまたバイブ。今度は再生もしていないのに「私メリーさん。あなたの家の前にいます」なんだそれは。あれか。美女がやってくるならアリっちゃアリだが。



「私メリーさん。今あなたの後ろにいるの」

 真後ろで声がした。

「ああ。抱きしめてくれよ」

 俺は振り返ることなくカッコよく応えた。


 直後、俺のズボンに大穴があき、俺は救急病院に搬送された。

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