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BL注意!!(ただし物理的) ※ 200文字小説

 わたしと彼は出会い、そして結ばれた。

 両親が改築してくれた二世帯住宅。料理上手の気遣い上手の彼。私の仕事にも理解があって満足してはいる。


 なによりこの甘いお菓子。

 これでお砂糖入っていないって本当なのかしら。ああ。良い香り。

「あーん」

「あーん」

 照れる彼とキスを交わす。幸せ。


「なんて本を描くのはゆるす。しかし」


 旦那は私のBL本一〇〇〇冊を指して呟く。


「これを早急に電子化せよ。さもなくば実家に帰す」


 横暴だ。

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