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再開は異世界の中で。  作者: 神崎龍介
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プロローグ

はい、前回の黒きものが停滞しているなか新シリーズ連載です。

今回は前回とはまるで雰囲気を変えて執筆しています。いわゆる"なろう系"というやつですね。

純粋な男の子と女の子の物語を描いていきます。

また時代観も黒きものとは一変させ、中世ダークファンタジーだったものから、今作は近未来SFファンタジーに方針を変更しています。

武装からなにからメカニック系満載です。強化スーツっていいよね!

これからはこちらの作品も投稿していきます。拙い文章と未熟な内容ですが、どうかお読みいただけたら幸いです。

 音が聞こえる。何度も何度もこだまする。頭に響く音だ。身体中が痛い。この音のせいだろうか?

 意識がぼんやりとする。全身が凍ったように動かない。

 一体俺になにがあったんだ? ここはどこだ?

 どうやら俺は何処かに倒れているようだ。目の前をライトがちらつく。定まらない視界で、俺は辺りを見回した。どうやら何処かの手術室のようだ。ふと、ぼんやりとした影が俺を囲んだ。柱のような、人のような。

 まるで状況を把握できないまま、俺の意識は再び暗闇に包まれ始めた。このままでは意識を失ってしまう。なぜだか、絶対にここで意識を失ってはいけない気がした。ここで気を失えば、もう二度と戻れないような気がした。

 けど俺は、この奈落への意識の落下に、抵抗できなかった。いや、抵抗する気すら起きなかった。妙に心地良くて、もう二度と起きないほうが、このまま永遠に眠ってしまったほうが、ずっと幸せな気がした。そうすればもう、あいつを失った悲しみも、あいつが隣にいない寂しさも、忘れられる。

 そうして俺は目をつむった。すべてを諦めるように、すべてを忘れるように。

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