小さな謎・解説編+第3の謎
そろそろ難しくなってくる。
この小さな謎は他の謎に比べてヒントが少ない。そのため難易度も少し高いが、逆にいえば注目すべき箇所は限られる。
「答えなき場所に正しき手紙あり」
手掛かりになりそうなのはこの文以外に無いが、これだけを見ても何も分からない。答えなき場所、この表現で具体的な場所を特定は出来ない。
だが、この表現、どこかで目にしなかっただろうか。
そう、シークワーズだ。
そこの問題文に「まずは騒がしい霊を見つけ出せ。それより下に答えは無い。」とある。
つまり、答えなき場所というのはポルターガイストの下と推測できる。
ここから、帽子の鍔に描かれた霊を思い出すのは順当だが、それだけで決めてしまうのは早計だ。
実はもう一つ、シークワーズには大きなヒントが隠されている。特に解き終わったパズルの盤面に注目して欲しい。
お茶会の参加者を盤面の中から見つけ出す訳だが、それがやけに密集していることに気が付くのではないだろうか。
更によく見ると、それはシルクハットをかたどっている。盤面で文字列を見つけた場所を塗りつぶすと分かりやすい。勿論、ポルターガイストの文字列はちゃんと帽子の鍔の位置にきている。
あなたは一つ前の謎にあるシークワーズを眺め、シルクハットの下に挟まれている手紙を抜き取る。
それを裏返してぺりぺりと封を開けると、テーブルから小さな花火が現れ”Congratulations”という文字をなぞってパチパチ弾けた。
どうやら正解だったようだ。
残り二通の手紙は当然のように消失しているが、図鑑と宝箱は残っている。ひとまず放置しておくが、もしかしたらこの先何かに使うのかもしれない。
そんなことを考えているとすぐに花火は収って、今度は予告通り紅茶と七皿の可愛らしい小さなお菓子、そして小瓶が目の前のテーブルに現れる。
もちろんそれには手を付けることなく、まずは手紙に目を通す。
小さな謎は解けたようだな、なかなかやるじゃあないか。まあ、謎の方はここからが本番だからせいぜい油断せんことだ。
だが、ここはまがりなりにも魔女の城。客人を持て成さないのは無礼というものだ。そこでこのお茶会を準備したわけだが、ただ楽しんで終わりというのではお前も私も面白くないだろう。
というわけで、もう察してるかもしれないがここにも謎を仕掛けることにした。
貴方にはこれからそこにあるお菓子を食べてもらう。それを完食出来ればクリアだ。
七皿のお菓子には、それぞれ毒作用と解毒作用があり、それは全て数値化されている。毒作用のあるものを食べたら、その次にその毒の数値以上の解毒作用を持つものを食べなければ死に至る。もちろん、完食後に毒作用が残っていても駄目だ。
ただし、例外として解毒作用の無いお菓子を食べた直後に紅茶を飲むと、次に食べるものの毒作用と解毒作用を無効化でき、小瓶の中に入っているチョコレートソースをかけたお菓子も、毒作用と解毒作用が消える。
注意としては、チョコレートソースは一瓶全てを一皿に掛けないと効果を発揮しない。平たく言えば、チョコレートソースは一度しか使えないということだ。
そしてもう一つ、面白い仕掛けを用意した。
そこに宝箱があるだろう。まずは、宝箱のダイアルが『1』になっていることを確認して、蓋を開けてみてくれ。
あなたは指示通りにダイアルを確認して蓋を開ける。
現れたのは虹色の液体が入ったスポイトだった。
それは一本につき毒作用と解毒作用を共に『-1』できる液体だ。一皿に使える本数に制限は無い。ただし、毒作用か解毒作用のどちらか一方でもマイナスになれば、それは解毒不可能な毒と化す。
また、これは一皿完食する度に使える本数が一本増える。つまり、最後の七皿目を食べる直前には、最大七本使用可能ということだ。
もちろん使った分は減っていくから、六皿目までに四本使っていれば、七皿目に使えるのは最大三本ということになる。ちなみに、これは使い切らなくても問題無い。
以下に、それぞれのお菓子の毒作用と解毒作用の数値一覧を記しておく。
では、頑張ってくれたまえ。
シュークリーム 毒:4 解毒:3
ドーナツ 毒:5 解毒:7
アップルパイ 毒:3 解毒:3
ショートケーキ 毒:2 解毒:4
クッキー 毒:3 解毒:2
プディング 毒:6 解毒:6
ブリオッシュ 毒:2 解毒:1
P.S. 魔法薬品精製図鑑は後で必要になる。予め目を通しておいてもいいだろう。




