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第1の謎・解説編

 この謎はさして難しくも無いパズルだ。

 AからCまでの全員に対し、一人ずつ嘘つきだと仮定してみるだけでいい。


 問題にはこうある。


  A:Cは嘘つき

  B:食堂の鍵は銀

  C:Bは嘘つき


 Aが嘘つきだと仮定すると「Cは嘘つき」という言葉は嘘である。すなわち、Cは正直者ということになり「Bが嘘つき」という言葉は真実ということになる。

 そうなると嘘つきが二人ということになり問題に矛盾するので、仮定が間違っていたということになる。 つまりAは嘘つきではない。


 Bが嘘つきだと仮定すると、Cの「Bは嘘つき」という言葉は真実であり、Cは正直者ということになる。するとAの「Cは嘘つき」という言葉は嘘ということになり、嘘つきが二人ということになってしまう。よってこの仮定も誤りである。


 Cが嘘つきだと仮定すると「Bは嘘つき」という言葉は嘘であり、Bは正直者ということになる。そしてAの「Cは嘘つき」という言葉は真実ということになり、Aは正直者ということになる。

 この仮定は問題との矛盾点が無い唯一の仮定なので、この仮定は正しい。


 問題の趣旨は正しい鍵を導くことなので、食堂の鍵は銀、よってこの部屋の鍵は金ということになる。




 あなたは部屋の扉に金の鍵を差し込み、ガチャリと回す。

 鍵と鍵穴は一瞬にして光となって消え、扉は自由に開閉できるようになっていた。

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