逆らえない魅力(飯)
ふかふかのベットの上で目が覚める
目の前にはあの女が無防備に寝ている
連れ帰られてから1週間
オレは、大分ゆったりしていた
最初はこんなつもりは無かった
だけど首輪を外されてからまず色々と質問をしようと思ってたのだが、温かい風呂に入れられ爪を丸めに研がれて美味しい飯を食べて葉っぱ何か目じゃない柔らかさのベットで長時間寝たら、もうこの甘い誘惑に逆らうことはできなかった
だが今日こそ聞かなければならない
人間達の知識を!
女の顔を鼻で押して起こそうとするが、こいつは大分寝起きが悪いみたいでこのくらいじゃ全然起きない
だから枕元に置いてあるベルを口で掴んで鳴らす
しかしすぐには起きない
これを5分くらい続けるとやっとのそのそ起き始める
「んー、ダーリンもうちょっと寝させてくれ」
もぞもぞと布団にくるまり抵抗を続ける
この女は王子様って言ったりダーリンって言ったりオレの呼び方が定まらない
まあ名前が無いから仕方ないけど、ただのモンスターに王子様は無いんじゃないかな
何て考えながらベルを鳴らす
オレは腹が減っているんだ、じゃなくて知識を早く教えてほしいんだ
早く起きろー
「わかったわかった。起きるよ」
やっと布団から這い出てきた
そう言えばこいつはいつも裸で寝てるけど何でだ?
オレが言えたことじゃないが人間って裸でいる生き物じゃないよな?
「ん?ふふっ、どうだこの身体は。小さい傷はあるが中々良い物だと思うのだが?」
動きを意識した肩でバッサリと切られている滑らかな金髪の髪、人間の見た目では大分良いであろう引き締まった体と大きな胸。こいつの体は魅力的なのだろう、人間からしたら
オレはここに来てから首に下げてある、丸と三角とバツが書いてある木の板のバツを指差した
「やはり種族が違えば価値観も違う。私と王子様が交わる事は不可能なのか?」
そういえば初対面の時犯そうかと一瞬思ったけどあの考えは何だったんだ?
今じゃ全く考えられないのに
「さて、じゃあ私の王子様。そろそろ朝ご飯にしようか」
朝ご飯!嫌、違うだろオレ。今日は、今日こそは
「今日は朝から豪華にステーキと行こうか」
朝からステーキ、だと。しかもここの肉は大体ゴライアス並に美味い肉
そ、それ喰ってからでも話は大丈夫だよね。喰ってゆっくりしてから聞けばいいよね
こうしてまた1日潰れた




