ジョージ
「それでは、調査メンバーを発表する!まずクラン《マサクル》!【単騎姫】のミカ!【狙撃者】ジャック!【魔猿】イハー!そして情報提供してくれたジョージとジーア!以上だ!」
突然だか俺の名前はジョージ、別名「運だけのジョージ」
今までもほぼ運だけで生きてきた。運だけといっても悪運も含まれるが
そんな俺がどうして調査メンバーに選ばれたのか
それは半日前
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「おいおいジョージィ!あの【単騎姫】が『帰還』使ったってよぉ!こんなこと滅多にねぇぜえ!?」
飲み仲間があるとき酒場でそう言ってきた
「あの【単騎姫】が『帰還』!?嘘つけよ!」
「嘘じゃねえって、さっき『帰還』してくる所を俺も含めて何人か見てるって!」
「はぁ、あの【単騎姫】がねぇ、珍しいこともあったもんだ」
「それでよジョージ、何にヤられたと思うよ」
「うーん、ステージⅢの獣が大量発生した、とか?」
「違うんだなぁこれが。何とな、1匹のラプターだってよ。しかもステージ0の」
「お前、大分酔ってんだろ」
胡散臭そうな目で見る
「そりゃあ酔ってるぜ!【単騎姫】をヤるラプター何て考えられねぇからな!まぁ正確にはゴライアスやらクラーケンやらを何体も相手して満身創痍の状態でラプターに奇襲されたんだがな。
でもよジョージ、お前この前ゴライアスを食ってるラプター見たって言ったよな」
「言ったけどあれは《マサクル》達が前に狩ってきたゴライアスだせ。あいつらも肉だけ残してきてるし場所も大体あってる。
あのラプターじゃねぇよ」
「でもよあそこは進化の森だぜ?ゴライアスの肉を食って急激に強くなる、なんてことはないか?」
「いや、それは、、、無いとは言えないが」
「よし!じゃあ報告しに行くぞ!もしかしたら謝礼がもらえるかもしれねぇ」
「まてまてまて、お前金欲しいだけだろ!」
「それもあるが、俺の勘がそいつはヤバイって言ってるんだ。俺の勘はよく当たるだろ?」
「確かに、な」
半日前に戻れるなら俺とコイツをぶん殴りたい
そう思うのは半日後であった
人間側はたまにやりたいと思います