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誕生
この話だけ三人称視点となります
パキン
バキッ、パキパキ
"ここは何処だろう"
そう考えられる知能が生まれつきその獣にはあった
周りはどこを見渡しても木、木、木。何処だろうという疑問は深まるばかりであった
"お腹、すいた"
知能があるとはいえ生まれたての獣、本能には逆らえず腹を満たすものを探した
だが、食べられそうな物はない。いや、正確にはあるが食べたくない
自分が出てきた殻を食べたはない、そう獣は思った
ぐきゅる
"お腹、すいた"
しかし本能には逆らえず、自分が出てきた殻を食べた
そのとき
『称号『殻食』を達成しました』
『スキルポイントを1ポイント入手しました』
『スキルポイントが自動的に振られました』
『『思慮』を取得しました』
そんな声が頭の中に響いてくるのと同時に思考の靄がなくなるような感覚が訪れた