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<87> ケジメ

 何事かを始めれば、当然、納得して終わる状態が来る。その何事かが終わらず中断する事態となったとき、中途半端ちゅうとはんぱなまま放置せずにやってしまうことを、人はケジメをつける・・と言う。このケジメを、昼食をおくらせても、きっちりとケジメをつけて分析してみよう。^^

 日曜の朝、とあるサラリーマン家庭のひとコマである。朝食を済ませた夫は、楽しみにしていたDIY[Do It Yourself の略語で、日曜大工を指す]を始めた。垣根のペンキ塗り作業である。最初の目論見もくろみでは昼までには終わるだろう…と、夫は思っていた。作業は順調に進んでいくかに見えた。ところが、である。10時を過ぎた頃、突然、バイブ[振動による感知機能]設定をしておいた携帯がふるえた。出ると、会社からの急な呼び出しだった。常務からの電話で、聞けば部長昇格が決定したから詳細を伝えたいとの内容だ。気にしていた一件で、朗報だったこともあり、夫は作業を中断し、慌てながら部屋へ戻ると、背広に着替え始めた。

「あらっ! どうしたのっ?」

「会社の急用だっ!」

 部長だっ! 部長、部長っ!! と妻に言いたい気持をグッ! と我慢し、夫はニンマリした顔で玄関へと急いだ。

「おかしな人っ! 今日中にケジメつけてよねっ!」

 妻は中途半端に塗り散らかした垣根のことを暗に催促さいそくした。

「ああっ!!」

 妻の声をなかば聞かず、夫はすでに玄関を飛び出していた。

 その後、ケジメがどうなったのか? 読者の方々はどうお思いだろう?^^ 夫が常務と夜遅くまで祝いの酒を飲んでいた・・という事実はある。^^

 分析の結果、ケジメは本人の強い意志が求められる。^^


                  完

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