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<82> あの頃

 年齢を重ねると少しづつ、過去のよかった頃の姿が見え隠れするようになる。あの頃・・である。あの頃を分析すれば、どういう訳か悪い記憶は薄れ、あるいは消えせていて、脳裏のうりかすめるのは、あの頃はよかった…という、いい記憶が多いことが分かる。では、悪い記憶はどこへ消えたのか? だが、記憶に残っていることは残っているのだ。ただ、思い出さないよう、深層心理で脳が思い出さないようストップさせている訳だ。これ以上は医学で専門としている先生方におたずねいただきたい。私のようなド素人しろうとには皆目かいもく、分からない話である。^^

 とあるレトロな喫茶店で、いつも寄る顔馴染かおなじみの老人二人が話をしている。

「いやぁ~最近は買い物袋も有料でしょ?」

「そうそう! つい、あの頃のくせが出て、忘れてしまいますなっ、ははは…」

「はいっ! あの頃は世の中、まだ活気がありましたっ!」

「あの頃でしょ?」

「ええ、あの頃ですっ!」

「バブルの頃の」

「いやいや、1ドルが360円当時の…」

「ははは…随分ずいぶん、古いあの頃ですなっ!」

「ええええ、なにせ、あの頃はまだ紙袋でしたからなっ!」

「ははは…私のあの頃はポリ袋です」

いずれにしろ、あの頃はよかったですなっ!」

「ははは…それは言えます」

 二人は席を立ち、レジで支払いを済ませると、あの頃からあるレトロな喫茶店を出ていった。

 分析の結果、あの頃は一人一人、違うことが分かる。^^


                  完

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