<78> ネチネチ
どこか得体が知れず粘っこい状態を示すネチネチという言葉がある。この言葉を分析すれば、その特性を利用していろいろな使い道があることが分かる。例えば、ネチネチ攻める・・だと、相手の嫌がるところを少しずつ、とめどなく攻め続ける・・という意味になる。ネチネチを連想させるものとして粘っこい搗きたての餅があるが、この場合は下ろし大根に醤油を垂らして食するのがネチネチとして美味しいからモチモチかも知れない。^^ まあ、どうでもいい話ではある。
買い物帰りの二人の中年女性が、歩道でネチネチと話し合っている。
「あのタコ、どうするの? 湯がくんでしょ?」
「馬鹿言いなさいよっ! 湯がいてパックしてるんでしょ?」
「まあね…」
「だったら、そのままスライスすりゃいいじゃないのっ!」
「だってさ! 誰が触ってるか分かんないわよっ!」
「…それもそうねっ! やっぱり、もう一度、湯がくっ?」
「それがいいわよっ、ぜったいっ!」
「そうしましょ!」
「ええ!」
ネチネチした話は、ようやく終息を見た。買い物袋のタコパックのタコが言った。
『ネチネチと二度も湯がかれちゃ、堪ったもんじゃねえやっ!』
孰れ、タコは酢醤油か何かでネチネチと美味しく食されることだろう。^^
分析の結果、生活はネチネチが成功する秘訣なのかも知れない。^^
完




