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<71> 独自性(どくじせい)

 最近、人々が個々に持っている独自性どくじせいという人間的な個性が無くなりつつあるという。そういう時代なんだ…といえばそれまでだが、少し寂しい気持もする。この独自性というものの本質を分析すれば、いろいろなことが分かってくる。独自性・・英語でアイデンティティ~とか言うそうだが、人々の各個に備わった特徴的な個性を意味する言葉である。囲碁や将棋が上手うまいからプロとして有名だというのも、その人の独自性である。普通の者では、そうはいかないからだが、独自性があるからといって、その人がえらいのか? と問えば、少しもそうではない。将棋も囲碁も知らない人々にすれば、?…でおしまいの話なのである。^^

 とある飛行場で偶然、知り合いになった二人の旅行客が言い争っている。

「いやっ、私の考えは違いますっ! 私は小さいかばんで最小限の荷物で出かける派ですねっ! 特に、この時期はっ!」

「ほう! と、言われますと?」

「大きな鞄ですと当然、重くなりますわなっ!」

「はあ、まあ…。しかし、鞄に車がついとるでしょ?」

「それはそうですが、なにせ引きらねばならない! そうすると、汗を掻くことになる。汗ビッショリはいやですからなっ! ははは…つまりは、そういう理由です」

「なるほどっ! 少し変わってらっしゃいますが、独自性ですかな、ははは…」

「まっ、そんないいものではないですがな、ははは…」

 笑いあった二人だったが、二人とも他の旅行客とは異質の光り輝く頭で、見事に禿げ散らかしていた。あるしゅの独自性である。^^

 独自性を分析すれば、小さなものから大きなものまで、ものすごく多いということだ。^^


                  完

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