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<58> 成功と失敗

 物事をすれば当然、結果が出る。そのとき、しようとしたことが首尾しゅびよくいけば、人は成功した・・と表現して喜ぶ。逆に、結果が思い通りにならなければ、人は失敗した・・と思えてなげく。この成功と失敗という結果を分析してみるのも面白い。^^

 成功したとは思うが、ある意味、失敗したとも考えられる曖昧あいまいな結果の場合はどうなのか? ということになるが、この場合でも上手うまい言葉があり、成敗せいばい・・という言葉が使われる。この言葉は現代ではいろいろな意味へと分岐ぶんきし、政治を行う場合の日本史に登場する御成敗式目とかの成敗、裁決をする神の成敗とかの成敗、政治を行う場合の日本史に登場する御成敗式目とかの成敗、処置する意味の成敗、処罰する喧嘩けんか両成敗やテレビ時代劇でよく耳にする「成敗っ!」とかの成敗などがある。^^

 二人の男が、とあるうどん屋のカウンター席で口喧嘩くちげんかをしている。この店はうどん専門店で、いろいろな種類のうどんを客に提供する店だ。常連客の二人は、いつも開店とともに現れ、決めにしているカウンター席へ座るのが常だった。

「どう見ても、お前の方が量が多いぜっ!」

「そんなこたぁ~ないだろっ! なあ、親父さんっ!」

「はあ…。いつもとおんなじにお出ししたつもりなんですがねぇ~」

 そうは言ったものの、店の親父は内心で、しまった! 向こうの客を見ていたからな…と量を見ずに出しことをくややんだ。

「いや、俺の方はしるかさが1cmは低いぜっ!」

 言った男には美味うまい汁を足してもらおう…というセコい魂胆こんたんがあった。店の親父は、細かい人だなぁ~…とは思ったが、常連客にそうとも言えず、笑顔でぼかかした。

「まあまあ、今日は私の失敗ということで、もう一杯づつサービスいたしましょう、無料でっ! 常連さんですからなっ! ははは…」

「いやぁ~、そりゃ悪いよ、親父さんっ!」

「ははは…いいんですよっ!」

 細かい男は、言ってみるもんだ…と、汁だけのつもりが一杯サービスという予想外の成功となり、喜んだ。店の親父は失敗を痛感した。

 分析の結果、成功と失敗は紙一重かみひとえということになる。^^


                  完

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