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<49> 決め台詞(ぜりふ)

 ━ 男は度胸どきょう! 女は愛嬌あいきょう! 坊さんおきょう! ━ という、誰が言ったか分からないような決め台詞ぜりふがある。^^ この決め台詞を分析すれば、[きょう]を共通にしたダジャレであることが分かるが、その言おうとする内容の奥には、なるほど! と得心とくしん出来る深い意味合いがあることにも気づかされるのである。確かに男性は、ここぞっ! というときに度胸は必要だし、女性だって愛嬌がなければ付き合えたもんじゃないだろう。当然、お坊さんも、お経の真意が分からず、世俗せぞくまみれるようなお方は、ただの人・・に違いない。^^ このように、それぞれあるべき姿をあんに堂々と言って退けるのが決め台詞・・である。決め台詞は千差万別せんさばんべつで、歌舞伎の口上こうじょうから映画のトラさんが売り言葉にするいい決め台詞など、いろいろだ。^^

 とある秋近い田舎道いなかみちを、畑帰りの婆さんがヨロヨロと歩いている。同じ村に住む男がその姿を見て、決め台詞のように、ひと声、投げた。

 「婆さんっ!! …そろそろ茄子なすびどきですなっ!!」

「…? はあ?」

 婆さんは耳が遠く、その声が聴こえなかった。

「茄子どきですよっ!! 茄子どきっ!!」

「ああ、茄子ですかいのう。茄子は、もうしおれる頃ですかのう…」

「ははは…、いや、まだまだっ! もうひと花っ! 二度なりの今の時期、美味うまいですからなあ~!」

「ご冗談をっ!」

 婆さんは、どういう訳かスンナリと聴こえ、小笑いした。

 分析の結果、決め台詞は本人に都合がいいと聴こえるようである。^^


                  完

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