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<37> 三(さん)竦(すく)み

 グーはチョキには勝つがパーに負ける。チョキはパーには勝つがグーに負ける。パーはグーには勝つがチョキに負ける。ではグーチョキパーが三者で戦えばどうなるか? 三者は氷のように動けなくなる・・という奇妙な結果が生じる。この現象をさんすくみ・・と呼ぶ。三竦みを分析すれば、なかなか面白い。^^

 とある会社である。Aは平社員でBの課長には頭が上がらない。BはAにえらぶれるが、部長のCには頭が上がらない。で、Cは? といえば、A、Bともに偉ぶれそうなのだが、実は浮気相手との密会場面をAに見られ、Aには頭が上がらない。

 課内の一場面である。

「ダメじゃないかっ! A君!」

「はい! 以後、気をつけますっ!」

「ほんとに君というヤツはっ!!」

 課長のBが平社員のAを課長席前へ呼び出し、小言こごとをたれている。そこへ部長のCが偶然ぐうぜん、入ってきた。

「どうしたんだっ? B君。大層たいそう、おかんむりじゃないかっ…」

 怒られているAを見ながらCはかばうように言った。

「はあ! 実はAが、また契約をボツにいたしまして…」

 Aは、いいところへCが現れた…とばかり、ニヤついた。

「こらっ! 部長を前に何をニヤついとるんだっ!」

「ま! まあ、いいじゃないかっ、君っ! 失敗は誰にもある。つ、次、頑張ればいいじゃないかっ! だろっ!?」

「はあ。それは、まあ…」

「次は大丈夫だよなっ? ははは…A君」

「はっ! 部長、頑張りますっ!」

「もう、いいっ!」

 Bは仕方なく、Aを開放した。

 と、まあ、こういう三竦みもある訳だ。これは、ほんの一例だが、分析すれば世の中には、いろいろな三竦みがあり、実に面白い。^^


                  完

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