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<20> 水と火

 水と火の関係を分析すれば、間逆まぎゃくの存在である・・といえる。だが、いずれにも良い悪いがある。火の良い場合は、湯を沸かす火や調理する火、聖火、悪い場合だと失火の火事がある。また、水の良い場合は、湯を沸かす水や飲料水、聖水、悪い場合だと大雨による洪水や水難事故などとなる。水と火がいい頃合いに適合[マッチ]すれば淡くなる。淡という漢字は三水さんずいというへんほのおと書くが、まさにいい感じを連想させる感じなのである。このように水と火は有効に、しかも適度に調和して使われれば必ずしも間逆といえなくなると定義される。

 二人のご隠居が銭湯の浴槽にかっている。

「いいお湯ですなっ!」

「さよですか? 私はもう少しぬるい方がいいんですが…」

「ほう! 熱いですか?」

「ええ、まあ…」

「火の方が水に勝っとりますか…」

「はあっ?」

「いや、べつに…。そうか、水派か…」

 いぶかしく思われたからか、熱湯好きの老人は小声でボソッ! とつぶやいた。

「はい、私は水の贔屓ひいき筋でして…」

「…贔屓筋? でしたか?」

「はい、さようで…」

 二人は好みの相違からか、しばし、押し黙った。

 水と火が適度に存在するには、一定の条件がそろう必要がある・・と分析できる。これは、需要と供給の関係、労使関係、国民と政治の関係など、加えて、ビミョ~~な夫婦関係にも言えるのである。^^


                  完

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