表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/100

<15> 人の価値

 世の中の人は様々(さまざま)で、変化に満ちていて面白い。分析すれば、人は生まれた瞬間から、各々(おのおの)が一つだけ他に抜きん出た能力を授かって生まれるようだ。ただ、それが当の本人には分かりにくく、厄介やっかいなのである。死ぬ間際まぎわ、なんだ、そうだったのかっ! と気づいても、時すでにおそしで、チィ~~~ン! とおやみがねたたかれるのが落ちだ。もちろん、生きている過程[プロセス]で自分の価値を知る人もいる。そんな人は幸せ者だが、大部分の人は宿命や運命、環境に押し流され、知らずしてこの世からあの世へ旅立つことになる。^^

 とあるテレビ局で収録されている数十年前のクイズ番組のスタジオである。司会者が優勝した超エリート大学の選抜選手3人に語りかけている。

すごいですねっ! 全問、正解での優勝ですよっ!!」

「有難うございますっ! 運がよかっただけです…」

「あなた方のような人が、この国を背負しょっていかれるんでしょうね?」

 優勝した選手達は、こっずかしいのか、ニヤけてぼかした。

 そして、数十年が経った現代である。予想どおり3人の選手は国を動かす根幹の地位にのぼりつめていた。だが残念なことに、国は借金大国になりてていたのである。^^

 分析の結果、頭がいいからといって必ずしも価値のある人とはいえず、応用能力とは比例し得ない・・という結論に到達する。真の人の価値は、今より以上にする能力のありや? なしや? なのである。むろん、大食いする能力とは関係がない。^^


                  完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ