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プロローグ




小晴の家から母校へと続く通学路、それから少し逸れたところの川の土手道に、桜並木がある。

『見事な』というにはささやかだけれども、どこの桜よりも小晴の心にある〝春〟を彩ってくれる。



あの日。

もう二度と来ないと、心に決めていた場所だったけど……。



春の晴れた日、今を盛りに咲き誇った桜に誘われるように、小晴はここに訪れてみた。


……一歩ずつ、あの桜並木に近づくにつれ、小晴の心をあの頃に戻してくれる。


ほら、あの最初に見えてくる桜の木。

あの桜の下から、今小晴がここにいる運命のすべてが始まったと言ってもいい。



小晴はあの頃の自分に戻ったような気持ちになって、並木が作る桜の空を見上げた――。






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