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エピローグ
「それでどうなったの?」
リーゼロッテは身を乗り出し、相手を接近する。
「蘇生魔法を掛けました」
対するバリルはリズムを乱れることなく、答えた。
「そう。良かった」
リーゼロッテがため息をつき、座り直した。
「良くねーよ」
バリルとリーゼロッテの隣にむすっとした顔で睨むトングが居た。
「もう一度死んだら蘇生できないしな。今度からは慎重に冒険をやる」
「分かったよ。君の好きようにすればいい」
投げやりな口調でリーゼロッテは告げた。
「でも、その・・・・必ず戻ってきてね?」
「しばらくはそうするよ」
「トングがそう言うなら・・・・従う・・・・」
後にトングとバリルは「いばらの塔』を踏破する英雄になるが、それはまだまだ先の話である。




