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Infection-【抗】  作者: Scott
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第15話 警察署


 警察署に着いた俺は一旦、一息つくことができた。

 とりあえずゾンビが周囲にいないことと、強固な門の前にパトカー等を中心に築かれたバリケードが確認できたからだ。


 バリケードに隙間は殆どなく、突破された様子もない。

ということは十分にあり得るのだ。生き残りが籠城しているという可能性も。


「こりゃ生存者がいるかもな」

「ええ、その可能性は高そうね」

 護や菜月さんも俺と同意見のようだ。


「ああ、だがいつ何が起こるか分からん。気は抜くなよ」

 佐伯さんの一言で皆は気を引き締めた。


 障壁を、門の柵を、皆で協力してなんとか抜けると、まずは駐車場、次いで建物の正面玄関が見えてきた。

 警察署は4階建ての長方形で、全体的にがっちりとした造りの建物だった。

 損傷具合も比較的軽度で、俺の期待は更に高まっていく。


 もっとも、見る限りでは1階の窓は金網のようなもので覆われているし、2階以降の窓はカーテンやブラインドで隠されて、中の様子を確認することはできないが。


 建物からぶら下がる垂れ幕の『痴漢にご注意!』や『詐欺か? と思えば110番!』などの文言が平和だったころの面影を残していた。


 今や通報しても駆けつける警官はいない。第一、電話が繋がらないので、110番などもはや無意味なのだ。


 入り口に立った俺はまず、隔壁(シャッター)が降りていることに落胆を覚えた。



「はは、びくともしねぇ、なぁ……!」

 力尽くでシャッターを開けようとした護が苦笑いをする。

 シャッターは鉄格子のような作りだった。そこまで太くはないが強度は十分なようで、数人ががかりで揺すってもダメだった。

 さすが警察署。犯罪に屈しない姿勢が建物にも見えるとは。


「他の進入路がないか探してくれ」

「呼びかけてみてはどうですか?」

 菜月さんが佐伯さんに提案した。


 しかし彼は首を横に振った。

「大声を出すとゾンビを引き寄せてしまう危険性がある。地道に探そう」


 そして俺たちは建物の裏手に回った。


 裏口や扉は全て鍵がかかっていて窓も同じく封鎖されていた。

 俺は、格なる上は二階の窓か、とも思っていた。


「金網が無い。しかも……あ、みなさん。ここから入れますよ!」

 彼が一つだけ金網もなく、鍵もかかっていない窓を発見し、そこから慎重に一人ずつ建物内へと侵入した。


 そこは資料庫のようだった。鉄製の棚にはシールやテープが貼られた段ボールが山のように並んでいる。

 埃っぽい室内は暗く、明かりは窓から差し込む陽光のみだった。


「足元に気を付けてくれ」

 佐伯さんに言われて見てみると、なるほど、入り口付近に段ボールが倒されていて、足場は少なく、中の資料が散乱していた。


 俺たちがその部屋をあとにして、廊下に出ようとした時だった。

あ、という菜月さんの声に皆が振り向く。


「これを……見てください」

 彼女が拾い上げた資料を、全員で覗きこむ。それは何かの報告書のようだった。



【青海市 呈楠北 2丁目猟奇的暴行事件 報告書】


報告者:日下部 英治巡査部長


 ここに本年10月8日に青海市呈楠北2丁目で起こった猟奇的暴行事件の詳細を報告する。


同日の昼過ぎに一本の110番通報


 対応したオペレーターの話によると路上で見知らずの一人の男性が突如発狂し、人々を襲い始めたのだという。電話越しの声は酷く混乱した様子で、深刻な事態だろうと告げられた。

 念のために拳銃の所持が許可され、江藤巡査と共に車で現場に向かう。


午後2時35分 現場に到着


 通報通り路上の真ん中で赤のパーカーに紺のジーパン、中肉中背で30代ぐらいの男が、数名の男性達と取っ組み合いをしていた。

 涎を垂らしながら唸り声を上げており、白眼を向いた不気味な姿に問題の男と確定。


 我々が投降を促すも男は耳を貸さない。拳銃を向けても怯む様子も見せない。さらに取り押さえていた一般男性の腕に男は噛みついた。


 尋常でない様子に江藤巡査が男を警棒で殴打。その際彼は男の反撃を受け左腕を負傷。私も加勢し地面に倒れ込んだ男を拘束した。

意識を失ったようだったが、念のためにロープで猿轡さるぐつわを噛ませておく。


午後2時41分15秒 男を暴行罪と公務執行妨害で現行犯逮捕


所持品から男は近くに住む会社員 近藤 昭文34歳である事が判明。


 その後救急車を呼び腕を噛まれた男性を搬送し、我々は近藤を署に移送。江藤巡査は医務室で治療を受ける。傷自体は比較的軽度。


 身柄を拘束した近藤は意識が混濁している様子なので、取り調べは明日に行う。

 また薬物の疑いもあるため尿検査も同時に行う予定だ。


報告は以上とする。






 そこで報告書は終わっていた。




「日付がが今から2日前だな」

 佐伯さんがいった。


「バイオハザードが起こる前日だぜ」

「男性の症状はゾンビ化と酷似している……。これが本当なら、この時すでに起こっていたのね」

「じゃあこの近藤ってのが、事件の原因なんすかね?」

「もしくは彼が最初に例の汚染水を飲んで発症した人物かも……」

 護と菜月さんが意見を交わす。暫くの間、一同は眉をひそめて思案顔になった。


「まあ、この資料だけではよく分からん。それより探索を再開しよう」

 佐伯さんの指示で、俺たちは資料庫を後にして廊下へ出た。

 皆はとりあえず考察を止めていたが、俺にはまだ気になることが残っていた。


 さっきの報告書。


 近藤という男はもちろん、江藤という巡査はどうなったのだろう。

 恐らく彼はかみ傷から感染している。しかも報告書の限りではこの署に戻って治療を受けたそうだ。


そうなると……。警察内部で出た感染者によって、ここは全滅している、なんてこともあり得るんじゃないか?

 いや、もっと悪ければゾンビの巣窟になっているとか。


 一端悪い方向に考え始めると止まらなかった。


 ……キリがないな。今は目の前にだけ集中しよう。

 俺はそう思って頭からさっきの不安を振り払った。

 その後、取り調べ室と思われる部屋の前を何度か通り過ぎたが、人の気配は一向になかった。



「おいユキ、なんか臭わねぇか?」

 廊下を突き進んでしばらくしたところで護が眉をひそめて囁いてきた。


 言われてみれば、確かに異臭がするような気も……


 前進するたびに臭気は濃くなっていき全員が臭いを感知する。

 もちろんこの鼻を刺すような鉄臭さの正体を、すでに俺たちは知っている。ここに至るまでの道中で、散々嗅いだものだったからだ。


「隊長……」

 間宮さんの指さす壁には渇いてはいるもののおびただしい流血の跡があった。


「ああ、これのせいか」

 それを見て、佐伯さんは納得する。


「他にも、見てください。弾痕がそこらじゅうにあります。ここで戦闘があったと見て間違いないですね」

 反対側の壁を見ていた渡辺さんが言った。


 改めて周囲を見れば、いつぞやの学校の時とは比べ物にならないほどあちこちに惨劇の残骸が見受けられた。

 なぎ倒された観葉植物、壁に掛けられた絵画に飛び散る血痕。そして廊下を満たす腐臭……。


 ああ、嫌になってくるな。また俺の予想は通りここは壊滅状態なのか?


「敵と遭遇する可能性が高い。各自、戦闘に備えるんだ」

 皆の意見を代弁するかのように佐伯さんが言った。


 勘弁してくれ、もう体も気力も限界なんだ。それに弾だってあんまり残ってないし。


 改めてポケットを探ると弾倉マガジンが一つ。

 装填中の弾薬を含めてもあと18発か。そんなのあと1回リロードしたら終わりじゃないか。


 佐伯さんはどうなのかは知らないが、間宮さんや渡辺さん、それに護は。先ほどの戦闘でかなり積極的に発砲していた。

 恐らく残弾数は俺よりも少ないだろう。


 今の状況でまたさっきみたいな大群に襲われたら間違いなく全滅だな。

 佐伯さんの弾丸節約の意味が身に染みて分かった気がする。


 ここは日本だ。護身用と称して一般人が銃を携帯できる銃社会ではないし、ましてやゲームでもない。

 都合良く弾薬やアイテムが落ちているハズもなく、敵を倒しても何も手に入らない。


 生存者(プレイヤー)は生身の人間なので、当然疲れや空腹だって感じるし、不安や恐怖は判断を鈍らせる元になる。

 大怪我でもすれば治るのに大変な時間がかかるだろう。

 いや、最悪そのまま死ぬかもしれないな。

 そして……もちろん復活など出来るはずもなく、一度死んだらそこで終わりなんだ。



 おおよそ、口には出来ない弱音を心のうちに吐露した。それで気分が晴れるのかと聞かれれば、答えはノーだ。

 悲観的な考えにすぐ移ってしまうのは、昔からの癖、というよりは性格だった。


「ユキ、……大丈夫か?」

 暗く落ち込んだ顔でもしていたのだろう。護に声をかけられた。 それまでマイナス思考に陥っていた俺だったが、急にあることを思い出した。


 それは俺の恩人、八木さんをこの手で葬った後の護とのやり取りだった。



 ……こんなことばかり考えていても仕方が無いよな。八木さんに怒られてしまう。


 いいか、よく考えろ。別に銃だけが武器じゃない。

 俺と護にはハンマーだってあるし、自衛官の2人はナイフを持っている。菜月さんや有紗だって警棒を持ってるんだ。

 それにいざとなれば、周りの物を武器や盾にすればいいじゃないか。


 決めたんだ、八木さんに別れを告げた、あの時、あの場所で。俺は生きる、今まで犠牲になった人の分まで。


 ふぅ……


 俺は短く息を吐いて湧きおこった葛藤を排除し、9mm拳銃のグリップを握りしめた。


「いや、何でもないさ」

 少し間が空いたが俺は護にそう返した。


 すると彼は何かを察したのか、ならいいや、と答えて正面に向き直った。

 その際、微かにオレも頑張らねーとな、とそんな声が聞こえた気がしたが……。


 そうこうしていると、廊下の突き当たりに差し掛かり、左側に階段が見えてきた時だった。


「そこにいるのは誰!?」


 っ!?


 突然背後から聞こえた声に俺たちは驚いた。振り向きざまに拳銃を構えて臨戦態勢を取る。緊張が電撃のように走った。


「待て、武器をろせ!」

 が、すぐに佐伯さんの鋭い命令が飛び、俺たちは銃口を下げた。


 俺たちから20m程距離を空けた所に、紺の制服に身を包んだ一人の若い婦警が立っている。

 その手には拳銃が握られていた。俺たちの持つ物とは違い、警察特有のリボルバー式だった。


「どこから、入ってきたんですか?」

 丁寧な口調ではあったが、メガネの奥の瞳は疑いを宿している。


「廊下の突き当たりにある部屋の窓からだ。それと我々は感染していない。もちろん敵意もない。だから銃は下げてもらえるか」


 その言葉に、とりあえず彼女は銃口を下ろしたが、依然として警戒は解いていない。


「……そのようですね」

 しかししばらくすると、探るような視線を俺たちに向けていた彼女は短く息を吐き、腰のホルスターに銃を収めた。


「驚かせて、すみませんでした」

 後ろにひっつめた黒髪や鋭角フレームのメガネが、その女性の几帳面そうな性格を物語っていた。



「山本、どうした!」

「ゾンビか?」

 再び声がして見やると、中央の階段から男が2人急いで降りてきた。

 こちらも防刃ベストや拳銃を携帯しているところから、警察関係者だと分かって、俺は安心感を覚えた。

 先頭の男は中年を過ぎたぐらいの体格がよく、その傍らの男性は長身で、細身。年齢も目の前の婦警と同じくらいだろう。


「いえ、ゾンビではなく生存者でした。資料室の窓から侵入したと言っています」

 山本と呼ばれた婦警が男達に返す。


 俺たちと彼女を交互に見た後、確証が取れたのか、2人の男も銃をしまった。


「お話を伺いたい。付いてきて貰えますかな?」

 警官の一人がそう言った。


 ややあって俺たちは互いに頷くと、警官たちに連れられて廊下を後にした。



◆◇◆



 案内された部屋は2階に位置する会議室だった。

 入り口には生物災害対策本部と書かれた貼り紙がある。中に入ると、長方形の広い空間には照明がついていて、壇上に設置されたホワイトボードを囲うように、長机やパイプ椅子が並んでいた。


 若い男性警官に掛けてください、と促されて俺たちは手ごろな椅子に腰を下ろす。

 一度腰を落ち着けると、疲労感が一気に押し寄せてきて、当分立つ気にはなれなかった。


 数分後、山本という婦警が紙コップにお茶を淹れて奥の部屋から出てきた。


 先ほどは失礼しました、と言って彼女はお盆に盛られたお茶菓子や非常食を俺たちの前に置く。

 少し図々しい気もしたが、空腹だったので礼を言ってありがたく頂戴することにした。


 何せ手持ちの食料は先ほどの逃走の過程で放棄してしまっていたからだ。他のメンバーも続けて菓子に手を伸ばす。


 有紗からはお盆に少し距離があったので、俺が適当に幾つか選んで手渡した。彼女はそれを無言で受け取る。


 そこで俺はふと思った。

 有紗……そういえばさっきから一言も喋らないな。

 今だって普段ならお礼の一言でも言うやつなのに。


 いや、無理もないか、こんな状況だ。心理的ダメージはきっと大きい。


 かくいう俺も一応平静を装ってはいるが。頭は酷く混乱している。

 というかあまりにも現実感がなさ過ぎて、感覚が麻痺していると言った方が正しいだろう。


 だってそうだろ? 


 俺は自らに問いかける。


 朝起きたら立て続けに両親を失い、恩人を殺し、自衛隊に出会って助かったと思えばそれは早合点で、受け取った銃で感染体と戦った。


 全ては生きて、この地獄から抜け出すために。


 どこのB級映画だよ。俺が客なら途中退席するところだね。

 そう思うと無性におかしくなってきて、俺は内心苦笑した。


 そんな様子を有紗が不思議そうに見ていたが、今さら体裁など気にする必要もないので構わなかった。


 やがて俺たちが休憩を終えると、机を挟んで向かい合うような状態で3人の警官と向かい合った。

 やがて場が静かになるのを待ってから、2人の男のうち年配の方が口を開いた。

「驚かせてすみません。ゾンビかと思ってしまいまして。……それで、ここにはどういった経緯で?」


 やっぱり警察側でもアレはゾンビと認識されているのだろうか。

 まああの外見ではその表現が一番しっくりくるが。


 年配警官に こちらこそ申し訳ない、と返して佐伯さんが事情を話した。


「……なるほど。自衛隊の方が2名と一般市民の方がが5名で。しかも銃を片手に危険を潜り抜けてきたと!」

「本当に驚く限りですな。それに比べて我々は……。おっと紹介が遅れましたな、私は飯田いいだ さとしここで地域課の係長をやってた者です」

 表情、仕草が人格者を思わせる、中年男性は、腕組みをやめて一礼した。


「それと手前から順に部下の山本 明美あけみ橋谷はしたに 亮介りょうすけ


「山本です」

「橋谷です」

 と紹介された2人が軽く会釈し、それに応じてこちらもそれぞれが自己紹介した。


 お互いの挨拶が終わると、飯田さんも自分たちの状況を説明し始めた。


 彼らは事件当初の早朝、署で捜査官たちのバックアップを行っていたという。

しかし序盤から通信を含めた連絡手段が途絶えてしまい、実動隊と分断され、彼らは孤立。

 そこで状況を確かめようと外に出た職員もいたのだが、彼らは全員帰らぬ人となった。

 その後も紆余曲折あって、今の生き残りは彼らだけになってしまったのだという。


 また、学校のときと同じように、彼らも感染源や主な原因は把握できておらず、水による感染も知らないようだった。


 やはり水道水感染というのは一部地域に限られたものだったのか?


 そして一通り飯田さんの説明が済むと、俺はずっと気になっていたことを訊いた。

 先ほど資料室で知った、猟奇的暴行事件のその後についてだ。


「ああ、あの事件の後のことですか……」

 彼はあまり話したくなさそうな、少々気落ちした様子で口を開いた。


「あの後近藤は目覚めるなり発狂していましたよ。ああ、もちろんヤツの場合は既に収監していたので問題なかったのですが、江藤はそう言う訳にもいかず……」

「傷が浅かったのか一晩は持ちましたがついに彼は暴れだしましてね。手当たり次第に同僚たちに噛みついたんです」

「ただでさえ事件で混乱している矢先の出来事に署内はパニックでした。なんとか彼を取り押さえて閉じ込めることには成功しましたが、多くの犠牲を払うことになり……」

「今は他の感染者達と一緒に一階の留置所内にいますよ」

 喋り終わった飯田さんは僅かに身震いして、コップのお茶を一気に飲み干した。


「ということは、この下の階にゾンビがいるのですか?」

 間宮さんの質問に、彼は黙ってうなずく。


「檻に入れるまでが何とも大変で、止むなく射殺もしましたな。しかしなにせ対応した仲間が噛まれるたびにゾンビ化するもんだから職員はあっと言う間に我々3人だけになりまして」

 飯田さんが遠い目で言う。


「なるほど、廊下での惨状はそういうことでしたか」

渡辺さんはため息をついて、中指でメガネを押し当てた。


「ですから貴方達がきた時は心底驚きました。ゾンビが檻を突破したのかと思いましたから」

 と山本さんが付け加える。


「それは、本当に、驚かせてしまってごめんなさい」

 震える声で言ったのは菜月さんだった。


 ゾンビ化した同僚を押し込もうとする同僚もまた感染し、同僚を襲う。まさにミイラ取りがミイラになる状態だ。


 しかも現在でも彼らはこの床の下、牢屋の中でひしめきあっているのだろう。満たされぬ食欲を抱えたまま。

 俺はその情景が頭の中に浮かんできてゾッとした。


 同じことを想像しているのだろう、隣にいる有紗や護も顔色が悪い。


「でもなんとか閉じ込めたゾンビを定期的に観察するうちに、幾つか分かったこともあるんですよ」

 橋谷さんという若い男性警官はそう言って立ち上がり、ゆっくりと話し始めた。



登場人物が増えてきたので今一度簡単にご紹介させて頂きます。


◆椎葉 幸正

19歳の浪人生。身体能力は普通だがスタミナは高い。やや自嘲気味なところがある。武器は9mm拳銃とハンマー。

※双眼鏡はリュックごと捨てたため所持していない。


◇椎葉 有紗

幸正の妹。15歳の高校生。優れた観察眼の持ち主だが体力は低めでパニックになりやすい。両親を失ったこともあって人の死に過敏に反応。携帯食の入ったポーチと警棒を所持。


◆安堂 護

20歳の大学生。長身で運動神経がいい。

気取らない性格で幸正のことをユキと呼び親しくなる。

武器は9mm拳銃とハンマー。


◇加川 菜月

25歳の看護師。度胸と医療知識を兼ね備えている女性。

過去に行方不明になった彼氏を探している模様。

腰のポーチに学校で調達した医薬品を入れ警棒を所持。


◆八木さん

幸正が最初に避難した公民館の館長で避難民のリーダーを務めていた初老の男性。人望の厚い人物だったが、ゾンビ化し最後は幸正の手によって非業の死を遂げる。


◆佐々木 遼平

交番配属の33歳巡査官。正義感が強い。重体だったので先にヘリに乗ったがそのヘリが墜落したため死亡。

リボルバー式拳銃(M360J SAKURA)を持ってたとされる。


◆角田

ヤクザ。横柄。密輸したトカレフを所持していたようだが車で逃走を図った際にゾンビ犬に襲われ死亡。


◆渡辺 敦

公民館メンバーの一人で理系の男性。実年齢よりも若く見えるが36歳。

器用なのか拳銃の扱いにもすぐに慣れる。痩せてはいるが体力も高い。

ポーチに簡単な学校で調達した実験道具をしまっている。H&K(P2000)を所持。


◆佐伯 正志

経験豊富な40歳の自衛官で視察班チームBの隊長。階級は一等陸曹。

本編では触れられていないがソマリア海域で海賊と戦った過去を持つ。

冷静な判断力と臨機応変な対応、それを可能にする身体能力の持ち主で近接戦闘術に長ける。高倍率双眼鏡にコンバットナイフとH&K(USP)、M26破片手榴弾を1つ所持。作戦用の携帯端末や特殊無線機(間宮専用)も持っている。

※スタングレネードは使いきった。


◆間宮 倫太郎

佐伯の部下で27歳の自衛官。階級は一等陸士。

真面目な性格で上官の佐伯には従順。実戦には慣れていないが実力はまずまず。サバイバルナイフと9mm拳銃で武装。

高倍率双眼鏡と特殊無線機(本部が回線を切ったため佐伯専用)を所持。

※スタングレネードや53式信号拳銃(煙弾を射出)も持っている。


◆飯田 聡

警察署で籠城していた中年の地域課係長。階級は警部補。人格者で周囲からの信頼も高い。

防刃ベストを着用し警棒やニューナンブM60で武装。


◇山本 明美

飯田の部下で地域課の婦警。几帳面な性格。年齢は橋本と同じくらいで20代後半。飯田たちのものと比べるとやや銃身を切り詰めて軽量化したS&W M37エアーウェイトと警棒で武装。


◆橋谷 亮介

同じく飯田の部下で地域課主任。階級は巡査部長。長身。防刃ベストを着用しニューナンブM60を三丁所持。拳銃の腕前は署内一。警棒は携行していない。


長々とスイマセン。自信がないので感想頂けると嬉しいです。

生意気にもポイント評価お待ちしておりますm(_ _)m


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