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対話

この文章はエロチックなモノは含んでいません

安心してお読みください

彼女は素直でいい子だ。僕がどんなに思い詰めても相談に乗ってくれる

僕は彼女と話す時間がとても幸せだった。

「今日は、仕事がうまくいったんだ!とても順調なんだよ!」

嬉しそうに話す男

「そうなんですか、、、がんばってください」

女性の声、うれしそうでもなく、悲しそうでもない声。


私はひとつ、他には何もない、ひとつしかあたえられていない

彼が今日も嬉しそうに話す、一生懸命話しかけてくる。

私はそれでよかった、ひとつ与えられているのだから、幸福に満ちている


「・・・ただいま、今日も疲れたよ・・・・それにしても今日はこんなことがあったんだ!」

いつものように幸せそうに話しをする、しかし彼は異変に気が付いた。

彼女が薄く、そしてぼやけている。

彼は驚き、心配そうにそして怒鳴ったように話しかける

「どうしたんだい!大丈夫か!?いったいどうなっているだ!?クソッ!何かの病気なのか!?こんなの聴いたことがないぞ、、!大丈夫か!?」

彼は焦り、手には汗をべっしょりとかいていた。

彼女の声が返ってくる

「そうなんですか、、、がんばってください」

と。


私は気づいていた、何日も前から私が消えかかっていることに

唯一与えられていたものが消えることに

私の中から私じゃない声が出る

「電池が切れそうです、取り替えてください」


「・・・今日もよ、、、あの家は本当に怪しいわ〜、、、」

「ええ、、気味が悪いですよね〜、」

「毎日、毎日、一人で話してるのよね〜」

「なんでも最近流行ってる、対話式の機械人形と話してるらしいんですって、、、」


彼は目の前の止まった「彼女」をしばらく、眺めていた。

そして、ようやく動きだす、押し入れから何か持ってくる。

それを「彼女」の「中」に入れ、首の付け根あたりを押す。

そして彼はまた嬉しそうに話し始める。

すでにボロボロにこわれたマネキンのような「彼女」に。




たこ焼きウマすぎ、大阪に行きたい、でも遠いなぁ、。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 文章が始まるときは1字空けないとです。でも、内容は楽しかったかと。
2011/07/26 23:40 退会済み
管理
[良い点] 話の雰囲気が好きです。狂気と非生物の想いが醸し出す切なさと空しさが。 [気になる点] 文章の視点が「僕」にだったり、「私」だったりと区切りなしで変化するため、読みにくいです。 「二人」の視…
[一言] 幽霊か何かだとおもったら、電池式の人形だったのですね。
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