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今日という日

作者: 藤山さと
掲載日:2026/02/13


死を迎えるまでに


わたしはどう生きていくのか


何のために生きているのか


何のために


そこを考えても意味がないと知った


そこを決めてしまうと苦しくなると知った


わたしは生きるのがしんどい


でも消える勇気もない


だから生きていくしかない


生きていくうえで気持ちが動くことは何か


そこを考える



食べたいものを食べたり


見たいものを見たり


会いたい人に会ったり


好きなものを好きと言ったり


わたしは自由に生きている


一体何が不満なんだ


何が怖いんだ


食べ物に困らず 住むところもあって


職についていて 金を稼げている


自分が好きな人たちがいて


自分を好きな人たちもいる


そして 自分の名前を呼んでくれる


これ以上なく幸せなことなのに


これ以上何を求めるのか


何を欲しているのか


欲たかり



わたしはいつも「今日」という日を見ていない


過去にとらわれ気持ちが沈み


未来を思い悲しくなる


「今」をみることがなぜか辛い


それはきっと


「今」が幸せだから


「今」が続いてほしいと思っているから


居心地のいい「今」を離したくないから



そうか わたしは「今」を生きている


先の見えない未来を考え悩み


過去の呪いを体につけているから


わたしは苦しいんだ


「今」というのはこんなにも「無」なのに



衣食住を整え 自分を整える


一日一生とはこういうことなのかもしれない


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― 新着の感想 ―
一日一生、印象的な言葉ですよね。「今」はいつかの過去の「未来」でもあって。その一つひとつの「今」を大切に、幸せを感じて生きることは、未来を生きていくことでもあるように感じました。 心に残る詩を読ませ…
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