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【プロットタイプ】プロローグ

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

物語って、最初が一番面白いと思ってる人です。

回答はきっとない方が良いのかも知れない。

好きな物語は沢山ある。たまたま書店で表紙書いしたものや、CMで流れて来たもの、動画のサムネから入った物など数知れない。

ただ共通して言えるのは、後半に進むに連れて熱が冷めてしまうという事だろうか。結末が近付くと、最初のワクワク感が遠いものとなってしまう。

其れは恐らく、あれやこれや考える事が出来なくなってしまうからかも知れない。


動画サイトを漁っていると、数年前に好きだったドラマCDの発売が予告されていた。順当に謎が解き明かされ、あと少しで全てが解明される。と視聴者が総出で期待していた作品だった。

私も手に入れた。ドライブに入れて再生した。導き人が名無しの彼をこの世界に導いた理由、何故ゲームを続けるのか、何故全てがどうでも良くなってしまったかが明らかにされていた。

聞けば聞くほど落ち着いて来る。切羽詰まったまま押し込めた癖に、目を見開いて聞いていた筈なのに、謎解きをされると途端に冷める。

全く我儘な。期待した通りの結末でなかったからと言って、冷めるなんて。

そう思って顔を上げると同居人が漫画を読んでいた。背表紙に『1』と記載されている事から、一巻である事が分かる。

「それ、面白い?」

返事はない。する程のものでは無いと思ったのかも知れない。

「漫画に限らず、物語って一番最初が面白いよね。冒頭一頁目、プロローグ部分。そこが一番ワクワクする」

謎が多いから。思考する合間があるから。私の中での正解が星の数程存在するから。そうして考察を皆で述べあっているのが一番楽しいのかも知れない。

すると瑠衣が顔を上げた。

「其れはお前が一番最初を基準に置いてるからだろ。期待値が高過ぎると言っても良い」

「うん。だからその基準が無数にあるのが良い。公式から回答が出されて、自分の考えと違っていると、なんかショックなのかも知れない」

追い求めるのが好きなのも、追い掛けてる間は立ち止まらなくて済むから。答え合わせをする必要がないから。冷静にならなくて良いから。

物語って一番最初が一番面白くないですか?

頁開いて、一行、二行文章が書いてあるのとか。

一番燃える。『センスある!!』なんて思ってしまう。


どれだけ好きな物語であっても、後半に行くに連れて落ち着いてしまつんですよ。

最初の謎めかしいさが、期待値を上げて、遠くの彼方まで飛ばしてしまう。


ネタばらしをされると、意外と現実的で、ぶっ飛んでなくて、『あぁこんな感じか』と思ってしまう。


そー推しの公式漫画が出てたので、早速読みに言ったんです。

もう最初からちゃんと答えが出てた。

詩的な言葉が多いから、比喩なのかと思ったら比喩じゃなかった。

本当にまんま、彼が話した通り。


知らない情報が開示されるかと思ったらそんな事なくて、もっとありのまま受け入れれれば良かったな。

と思ってしまうんですよ。


何故追い求めるのが好きなのかと言われたら、答えは単純。

正解を開示されないから。

出された答えが正解の『可能性がある』から。

『そうじゃない』と否定されるのが何よりも嫌なのかも知れない。

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