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そらのかけら  作者: 夜と雨
第二章: 記憶と探し物
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第八話:あの夜の、光のこと

昨日の夜のこと。

旧校舎で、朝陽と階段から落ちて——

そのはずだったのに、気づいたら彼女は無傷で目の前にいて、

ポケットの中の“かけら”は、熱を帯びて光っていた。


……あれは、何だったんだろう。


あの瞬間、世界が、ほんの一度だけ“戻った”ような気がした。


朝陽は何も覚えていなかった。

伊織も、先生を呼びに行った理由を思い出せないと言っていた。


俺だけが、あの瞬間の記憶を持っている。


それが、何を意味しているのかは、まだ——わからない。


だけど、まだ「偶然だった」と思いたかった。

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