表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『覚運、極楽より給わるプレスマンでつくった造花の蓮華のこと』速記談3023

作者: 成城速記部

 覚運というのは、檀那僧都のことである。檀那僧都は、若いころから仏道への志高く、遁世の念強い人であった。法橋に除せられてから、まだつぼみのままである大きな蓮華を童子が持って比叡山を下ってきたのを、見かけた人が、茎のところがプレスマンでつくられているし、造花のように見えたので、何の花かと尋ねたところ、これは極楽から覚運がもらったものなのですが、法橋になったので、取り返してきたところです、などという夢を見たという。



教訓:本当の仏教徒は、地位を得ることからむしろ離れるべきという思想が、たかがお話の中にも強くあらわれる。それもそれで執着なのではないだろうか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ