第98話 失敗
本日2話目です。もう少しで一旦終わります。
強引にゼファー様たちと別れて領地の北端まで魔法で移動した。本当なら皆を魔法で避難させてから戦いたかったが、多分魔力と時間の問題で領地が破壊されてしまう。今なら人があまり住んでない場所で魔獣たちを倒せると思ったからここで戦う事を決めた。
「カゼ様たちは私の魔法を突破してきた魔獣の相手をお願いできますか?」
「無駄だから様とか要らん。こちらもツバキと呼ばせてもらう。とりあえずツバキの意見に賛成だ。俺達が守るから攻撃は任せた」
敵を狙いやすい場所を見付けそこから魔法の砲台となった。大中小の魔法を使って敵を倒していった。
凄く順調だったが数時間後に私の魔力の底が見えて来た。
「カゼ達……魔力がもう少なくなった。一旦退却しようか」
「そうだな……って言うかここまでよく魔力が続いたな……」
「今見えてるの倒したら魔法で……あれ?発動しない?」
「俺達に任せて少し休め!多分魔法を連続で使い過ぎだ」
「ごめん任せた。少し休むね……」
「時間は何とか稼ぐ」
と言ったが普通なら魔獣1体に数人で戦わないと勝てない。カゼ達は少しずつ包囲されていった。
私がカゼ達の背後から向かってくる魔獣に気付いた時護身用のナイフを使って攻撃してみたが……刃物の扱いの下手な私が攻撃しても効果はなく……私の手は……。
「痛っ!とりあえず魔法で逃げるよ」
私の血の匂いにもう一頭来た……手だけで足りないなら足も使うか……
私の血の匂いに興奮した魔獣たちを置いて全員魔法で退却する事には成功した。成功したが私はもう戦うのが難しそうだ。立っているのも難しい。
一旦城の近くまで魔法で移動し、魔法で自分の傷口からの出血を止めた。
「何とか逃げられたけど……城に行って少し兵を借りられないか相談したいのだけど私この足では移動が大変で。手伝ってくれない?」
「手伝うより先に手当を……」
「もう魔法で終わらせたよ」
「あとは休んで……俺が城に行く!」
「私は領地を任された貴族なのよ。生きてるのだから私が行かないと」
「分かった。肩を貸そう。男が嫌ならユキ、ツキ、ハナに頼んでも良いが」
「そうね……ここは力の有りそうなカゼにお願いするわ。第三王子様に肩を貸していただけるなんて光栄よ。ごめんね助かるわ」
「珍しく弱気だな。まあそれ位なら任せてくれ」
王城に向かい緊急で王と面会できることになり簡単な挨拶も終わり王に発言した
「現在我が領に多数の魔獣が侵入しておりその大多数は撃破しましたがまだ少数が残っております。現在撤退中の領民を守るために兵を少し貸しては貰えませんか?」
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。




