第95話 約束
お迎えが来たので少しお話した後ゼファー様たちは帰って行った。今回は視察という名目で馬車で来たみたいなので帰りも馬車で帰って行った。
帰る直前もカゼ様とゼファー様は此方に聞こえないように話をしていたので、いつの間にか仲良くなったのだと思って見ていた。
数日後作業中にカゼ様たちと会ったので挨拶をしてから少し話してみた
「今日は探索ですか?」
「そうです。この辺りも工事しているのですね」
「そうなんです。領地が増えたのでこの辺りも私が管理する事となりまして」
「よかったらこの辺りの家って買えますか?温泉も有るし気に入りました」
「この国では土地は買えませんが長期で安く借りる事が出来まので、空き地を指定してくれたら確保しておきますよ。建物だけは用意してもらう事になりますが」
「そうなんですか?分かりました。少しこの辺りを見てみます。気に入った場所が有ったら言いますね」
「話が変わりますが、この前ゼファー様と仲良くなられたみたいで良かったです」
「そうですね。一つだけ彼と考えが一致してる所が有りまして……そこだけは協力する事になりました」
あれ?思ったより仲良くなってないみたい……
「そうなんですか。まあ一つでも協力する部分が有ってよかった……のかな?」
「そうですね。貴女と出会ってこの国に興味を持ちましたし……出来たらこの国の人とも仲良くしたいですね」
その後少し話してからお互いの作業に戻った。
新しい領地の開発も順調に進んでいる。ここまで来たら逆に私が作業しすぎるのも良くないかもしれない。私が何かで居なくなっても大丈夫な様にしておかないと。
家に戻ってからカルミアと相談した
「ねえ、私って働きすぎ?」
「何言ってるの?外の作業は進んでるかもしれないけど書類はその分溜まってるわよ」
「え?そうなの」
「そうよ。貴女じゃないと処理できない分だけでも沢山有るわ。というか多過ぎよ。いきなり色々な施設造るから……。そろそろ内勤してもらえると助かるのだけど」
「そうなのね。私もちょっと魔法に頼りすぎかなって最近思うようになってきて」
「友達として言わせてもらうと、遅いわ!」
「ごめん。緊急時以外は極力使わないようにするね」
「そうね。領内の雇用の問題も有るし、お願いするわ。それよりも……跡継ぎはどうするのよ?」
「貴女までそれを言う?……正直結婚はしたくないのよね……サザンカに跡を継がせることはできないかな?」
「あのね、あなたが結婚するまで私も結婚しにくいのよ。それに理由なくサザンカ様に跡を継がせるのは無理よ」
「相手が居るなら私の事は気にしないで結婚して良いのよ!」
「貴女が未婚なのに私が相手探しすると色々言われるのよ……」
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
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