第92話 第三王子
数日後、隣国の第三王子より抗議の手紙が国に届いた。
何故こちらの国に来たのに私と会わないのか、ということらしい。
私は再度隣国へ行くとは言っていたが再開するなど一言も言っていないはずだ。
その事を手紙に書き第三王子宛に送った。
意外な事に返事は来なかった。
不思議だなと思っていたが、ルカと仕事する方が重要なんで放置して領地のために働いた。
丘場地区やニーロー地区も少しずつ建物も増えて行き、前に見付けた鹿が入っていた温泉も少し離れた所まで引き鹿が見える鹿の湯として温泉を作った。
まあ当初の考えが温泉を作るだったから仕方ないのかもしれないが温泉関係しか作ってない……そうだ次は物流かな?隣国との国境付近に巨大な倉庫を作って……って違うゲームの知識だけどね。
まあでも隣国との輸出入も増えると思うので無駄な土地を使わずに放置するのなら一時的に保管できる倉庫にするのは悪くないと思う。虫や動物が中に入りにくい構造にしないとね……。
最近学校でこういうのよく勉強しておけばよかったと思うわ。
とりあえず整地と建設が沢山待っている。でもルカが応援してくれるから頑張れる。子供に応援されるのってこんな気分なのかしら……って私まだそんな年じゃない……はず。
作業を進めて数か月後、隣国の情報が入って来た。隣国の第三王子が我が国と戦争をしようとして隣国内で鎮圧されたと言う内容だった。意味が分からなかった。
その後私の領地まで隣国の使者が来て
「実は第三王子は貴国に侵入して貴女を誘拐する計画を考えていました。考えるだけならまあまだ何とでもなったのですが実行しようとしたところを我が国の天使教徒に捕まって内容が内容なので廃嫡されました。直接此方まで被害は無かったと思いますが今までの非礼お詫びいたします」
「わかりました。こちらとしては貴国とは仲良くして行きたいと思います。しかしあの、私の記憶が正しければ天使教って初めて聞くのですが……」
「天使教ですか……少し前に我が国に隣国から天使様が現れて魔獣を退治し我々に肉まで与えてくれて礼も受け取らずに帰って行ったと言う話がありましてな。その時に従軍していた者、当時避難していた者達が今一番信仰している宗教なのです。最初は女で子供だと馬鹿にされていたらしいのですが無言で実力を示していき我が国の某王子から何か言われても気にしない、でも弱きものを助けてくれたと聞いてます」
「あ~、そ、そうなんですか」
この天使って私だよね?
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