第83話 陞爵
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子爵になる予定なんて無かったのに……
「ゼファー様。私貴族として生きる自信無いのですが……子爵になったら色々他の貴族との付き合いとか有りますよね?」
「いや多分ツバキ様にはそこまでは求めないと思いますよ。とりあえず現状我が国最強の魔法使いを他国に盗られない為の陞爵かと思います」
「そう……だと思いたいですね。とりあえず最近色々有りすぎて疲れました。帰って温泉でも入ってきます」
「私も良かったら近いうちに遊びに行きますね」
ツバキは家に戻り温泉に入りながら考えた
私って何で貴族なんかしてるんだろ?冒険者になるつもりがいつの間にか男爵でもうすぐ子爵?最初は温泉が欲しいのが理由だったが……いつの間にか領地の経営までしてるし。これって絶対元のゲームと違う進み方だよね……。
元はゲームの世界と言っても食事も睡眠も無ければ生きてはいけない。妹から聞いて覚えているのは裏技でレベル上げが出来る事。そして強くなった。でもこの先やってみたい事と言えば世界中を旅行したい事位だ。
そうだ、道を作り終わったら旅に出よう。王にも許可を貰って。毎日家に寝る時だけ戻ったら許されるかな?まあ許されなくても行こうと思えば行けるのだけどね。領地はカルミアに任せたら安心だし、いい考えかも。
風呂から上がり、少ししてから皆を呼んで自分の考えを伝えた。
カルミアは少し考えた後に
「毎日帰った来るなら今までと変わらないから大丈夫よ」
といいサザンカは
「お姉様、一応貴族なんですから……行くのなら気を付けてくださいね」
と何か言いたそうだったが諦めた感じで
ローズマリーは
「私も一緒に行きます」
と一番困る答えが返った来た。
「ローズマリー魔獣が出たりして危険だから一緒に行くことは出来ないわ」
「お嬢様、危険な所へ貴族の当主を一人で向かわせる方が非常識ではありませんか?」
「私は冒険者だから……」
「私はツバキお嬢様と小さい時から一緒に居ました。仕事なら仕方ないですが、旅に出るなら私も連れて行ってください」
「ローズマリーにそう言われると断れないわね……。分かったわ。まあその前に王様が許可を出してくれるかが問題だけどね」
週末の夕方にサザンカを寮に送った時、王からの伝言が有り城へと向かった。
いつも通りの挨拶を終えると、少し困った顔をした王が居た
「今日来てもらったのはな、貴殿の意に沿わないと思うが、貴殿を子爵に陞爵しようと思っているのだ」
「それは隣国の婚約が絡んでますか?」
「そうだ。貴殿に国内の貴族として活躍しているから他国には出せないと言おうと思ってな」
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