第78話 待機
何回読み直しても誤字が……
第三王子は若い女性に負けるのが悔しかったみたいで私達に前に出ないように指示し、隣国軍を魔獣が居ると思われる森の中に突撃させていた。
戦いは突撃しか指示が無い隣国軍は負傷者多数となり、数日後には動けなくなってしまった。ツバキは治療をしようと思えば簡単に出来るのだが、今回復させてもまた無意味な突撃を繰り返すだけだと思うと瀕死の人間以外には治療はしなかった。
瀕死でもツバキの部隊で治療したら回復が早いと分かっていても、これ以上ツバキ達に活躍されたくない為か第三王子は負傷者をツバキ達に預けたりはしなかった。
そんな事をしているうちに隣国軍の兵士に元気に戦えるものは少なくなり、第三王子自ら戦うと言い出した。
「あのような女でも戦果を挙げられるのだ。私が出たら余裕で倒せる」と。
で、実際翌日に出撃したが魔法も当たらず襲われかけた所をツバキに助けられた。
そこから彼の考えは変わった。変わったと言うより狂ったの方が近いかもしれない。
翌日、第三王子はツバキに会いに行き
「本当に危険なときに私の事を助けてくれるとは……褒美として私と結婚する権利を……」
「要りません。不要です。嫌です」
「そう照れるな……私にはわかっている」
「いや何もわかってないですよね?貴方を相手にするぐらいならゼファー様の方が……」
「何だ?他の男の名前を出したら俺が嫉妬するとでも思ったか?そんなのは気にしない。私の第一夫人になるんだ」
「お断りします。それよりも貴国の危機です。早く魔獣を退治しましょう!」
「そうだな。ツバキは兵の使い方も慣れているようだし私の軍を一旦預けようか」
それを聞いた私はそんな責任の重い事はしたくないと
「他国の人間に軍の指揮権を渡すのは危険だと思います」と答えた。
その日は遅くまで話し合ったが結局基本的にはツバキが指揮を執る事となった。
理由は簡単で突撃ばかりで負傷した側近が彼の指示では戦いたくなかっただけである。
その日から快進撃が始まったツバキには魔獣の位置が分かる為奇襲を受ける事も無く無駄な配置もしない。怪我もすぐに治す。それを見ていた隣国兵は”天使”だと呼び始めた。
もうほとんど魔獣を倒した時に気付いた。これこのまま進むと私の領地だと。
その晩第三王子を含めて会議した。もうすぐ国境となるがどうするかと。
隣国の方達は私の領地の魔獣も倒してしまおうと言ってくれたが、私が他国の軍隊を連れて越境したら反乱とみられてしまう危険性が有る為反対した。
でも戦闘終わったらここに貿易の為の道を作って欲しいと言われた……。それ位ならいいかな?
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