第73話 隣国
今回もすぐに王と会う事が出来た。王から困ったことが有り相談したいことが有るらしい。
とりあえず王と挨拶も終わり話をすることになった。
「突然呼び出して済まない。少し頼みが有るのだが」
珍しく言いにくそうにしている王に対して何を言われるのか分からない怖さが有ったが
「私にできる事でしたら」と返事した。
「実は前に有った魔獣の氾濫が原因なのか分からないが北市に隣接する国で魔獣の氾濫の前兆が有ったと連絡と応援依頼が来ている。我が国では氾濫は有ったが短時間で収束したと伝わっているみたいで協力を頼まれた。出来たら参加してほしいが強制はしない」
隣国とは仲も悪くなく北市との取引も多い。これを放置する訳にはいかないが、私の魔法が他国まで広がると良くないかもしれない。特に移動魔法等侵略に使おうと思えば簡単である。
「もし、私の魔法が隣国に知られてしまうとどうなると思いますか?」
「普通に君を欲しがるだろうな。味方にならないなら消す……そこまではする国では無いと信じたいが隣国からしたら安全の為には邪魔な存在となり得る可能性もある。これは安心材料になるかは分からないが君の救国の天使としての噂は隣国にも広がっている。広がっているがこちらを調べたりは今の所していない。ただ単に信じていないだけかもしれないが」
「私としては北市と隣国間の貿易の事も有りますし出来れば助けにはいきたいのですが、これ以上魔法の事が広まるのは私としても国としても得策とは思えません。ですから国の魔法使いを一部隊貸してはいただけませんか?その部隊の隊長として参加しようかと思います」
王は少し興味深そうに聞いて来た
「しかし部隊で参加したとして君の魔法を誤魔化す事はできるのか?」
「はい。誤魔化せるかは分かりませんが一人の魔法使いとして威力が大きすぎるのでしたら、複数人で発動している様に見せたら良いかと思いまして」
「そうだな。実際に複数の魔法使いで発動する魔法と言う物も理論上は有るらしい。非常に不安定で危険なので使われる事は無いと聞くが……それを我が国が使えるようになったと思わせるだけでも意味は有るか。そうだな君が隊長で普段は部隊と一緒に居なければ攻撃力は低いと思わせる事も出来るか。すまないがそれで頼めるか」
「微力を尽くします」
こうして隣国へと行くことが決まった。戦いでは無ければ楽しみなのだが……。
でももしかしたら私の両親が原因かもしれないので助けに行かないと言う選択肢は無いかな。
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