第68話 転生
前話からの続きです
「怖い……と言うのは前に少しお聞きした違う世界の話ですか?」
「そう。詳しくは思い出せないのだけど……相手の裏切りとか金銭的な苦しみが有った気がするの」
「まあそれはこの世界でもあり得る話ではありますね。でもツバキ様には魔法と財力が有りますからそこまで心配しなくてもいいかと思いますが」
「それは相手が不満なら魔法で脅せと言うの?」
「違います。そんな恐ろしい事しませんよ!少し王様に相談したら良いのです。私はあの人が原因でこの国から出て行きますと」
「ローズマリー……貴女の方が恐ろしいですよ。私事で王様に相談なんて」
「そうですか?王様が味方ではないならそんな国捨てて3人で逃げ出したら良いではないですか。そう考えたら少しは気楽になりませんか?」
「ありがとう。それなら後の問題はお相手だけですね」
「ゼファー様ではないのですか?」
「ですから……現状1番近いと言うだけで、まだ……好きとかは分からないのよ~」
「悩んでも多分答えは出ませんよ。もっと会って合う人かどうか確認しないと」
「ローズマリー……私の事は良いとして貴女は結婚とかは考えている相手は居るのですか?」
「私は一生お嬢様と共に生きて行けたらそれ以外は求めません」
「久々にお嬢様って呼んでくれたのね。私もね、サザンカとローズマリーが居たらそれでいいのよ。でもね、この世界に来た理由は有ると思うの。この世界は私の前世では恋愛ゲームって言って登場人物が色々な出会いをして恋愛していくお話なの。だからこの世界に来た私も、恋愛できるかな~っと思ってはいるんだけど」
「その前世を疑っている訳ではないのですが本当なのですか?」
「その言葉が疑ってない?……でも間違いないと思う。あの両親もそんな感じだったし、私の魔法の成長速度が証拠かな」
「確かに現状ツバキ様ほど魔法が使える方は聞いたこと有りません。でもすべてが同ではないのですよね?」
「そうね。私は悪役令嬢にはなってないわ」
「ということはそこまで深刻に考えなくても良いと言う事ですよ。今後出会った人と急に恋の花咲く事も有るかもしれませんし」
「……それってフラグ?」
「フラグって何ですか?」
「気にしないで。特に意味はないから」
とは言ったが実際その言葉を聞いた時に何か納得しそうな自分が居た。でも私って相手に何を求めているのか自分でも分からないし、これ以上待たせてしまうのは悪いから、真剣にゼファー様と会ってお互いの事をもっと知って行こうと思う。
恋愛ゲームなら選択肢とか欲しいのだけど……自由度高すぎて不自由になってる
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今後の展開の参考にもなりますので感想など頂けると助かります。
少しでも面白かったら下にある☆1~5個を押していただけると助かります。
↓の☆で評価を頂けると大変うれしいです。よろしくお願いいたします。




