第65話 予想外
「あの殲滅の魔女が軍隊を作ろうとしている」そんな噂が国内で広がっていた。
理由は簡単で退役した冒険者や兵士を集めたからだった。しかし噂には”退役した”と言う部分が無かったため冒険者や兵士を集めていると勘違いされていた。
週末にサザンカを迎えに寮まで行った時に質問された
「最近お姉様が軍隊を作ろうとしていると言う噂が有りますが本当ですか?」
「軍隊?魔獣の襲撃から領民を守る為の人員は募集しているけど……」
「殲滅の魔女が軍隊を作っていると言う話は有名よ。直接私に聞きに来る人も居たのよ」
「聞きたいのだけれど、私は女だから魔女は納得できるけど殲滅って……私何か殲滅した?」
「魔獣の氾濫の時ではない?あの時の活躍が有名だから」
「最初はね、自分で言うのも恥ずかしいけど戦場の天使とか呼ばれてたのよ……」
「では間を取って殲滅の天使?」
「それより軍隊を作るって噂は良くないから、今度から聞いたら否定しておいて」
「今もそうしてますが……どちらかと言うと入隊希望者が多くて困ってるの」
「入隊希望者?」
「お姉様の活躍は有名ですから」
「そんなに有名なの?」
「本になる位は」
「そんな話初めて聞いたけど」
「知ってると思ってたわ」
「もしかしてそこに殲滅の魔女って書かれていたとか無いよね?」
「そうだ。その本に書いてあった!」
「その人私が嫌いなのかな?」
「少し読んだ感じでは逆にお姉様に憧れているような感じでしたよ」
「読んだのね……それは早目に教えて欲しかったわ」
その後カルミアも合流したがカルミアも色々言われていたみたいだった
「ごめんねカルミア」
「何で謝るの?」
「いやなんか色々と」
「逆よ。あなたと知り合いだから色々な人が話かけてくれるの。貴族には人脈も必要ですから助かるのよ、ありがとう」
「そうなの役に立ってるならいいけれど?」
「それよりこの噂どうしたらいいかな?軍隊なんて作る気はないけど」
「でも防衛の為人を集めるのだから……防衛軍で良いのではないかな?」
「お姉様、私もカルミア様の意見に賛成です。魔獣相手なら人数は多い方が良いですし」
「そうね。戦争目的ではなく防衛するための軍隊を作りましょうか。と言っても税収も少ないのだからそんなに人数は要らないけどね」
そうして防衛軍の募集を始めたのだが直ぐに問題が発生した。
「あのツバキ様……入軍希望者が住民より多いのですが」
「他領の方が多いと言う事ですか?」
「と言いますか入隊できるなら移住を希望しております」
集まり過ぎた……試験とかどうしよう?
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。




