第63話 妹と
ゼファー様との会話も終わり今日はサザンカの居る寮の方に戻った。帰り着くと丁度サザンカが居たので声を掛けた。
「今帰ったわ。今少し話良い?」
「お姉様遅いお帰りでしたね。何か有りました?」
「今日は王と王妃様とゼファー様で温泉まで視察に行ってきたのよ。気に入って貰えたみたいでよかったわ」
「まあ温泉はいいですね。それでゼファー様と何か有ったの?」
「え……なんで?まあそうなんだけど。あのね、サザンカはゼファー様の事どう思っている?」
「私ですか?まあ真面目な良い方だと思いますが」
「それは私も思うけど、例えばそうね、結婚相手としてみたらどう思う?」
「良いと思いますよ。お姉様早くしないと他の方に盗られてしまいますよ」
「サザンカの結婚相手としてどうかなと考えていたのだけど?」
「お姉様……本気で言ってます?どう考えてもゼファー様が好きなのはお姉様ですよ!」
「サザンカ……知ってたの?」
「知ってた?と言う事はもしかしてゼファー様に告白されたり?……なんて貴族同士だしそれはない……お姉様なんで顔が赤いのですか?」
「赤くなってる?正直に言うと今日結婚してほしいって言われた。だけどね私は男の人が怖いと一旦保留しておいた」
「なら何故私がどう思うか聞いて来たの?」
「私ね本当に結婚とかしたくないのよ。だからもしサザンカが気に入ってるなら私から婚約の提案しようかと思ったの。サザンカもゼファー様も良い人だから」
「お姉様、それが命令なら私はお姉様に従います」
「違う、家族に命令なんてしたくない」
「そうですか。一つ思うのは好きな相手に違う女の人を紹介されるのは……」
「そうね!ごめんなさい。冷静では無かったかも」
「と言う事はゼファー様にもチャンスが有ると言う事ですね?」
「なんで?」
「だって嫌な人から言われても気にしないでしょ?」
「そうね。そうか、悩むと言う事はそういうことよね。余計に分からなくなったわ」
「まあすぐに答えを出す必要はないかと思いますよ」
「貴女の方が姉みたいね」
「私はお姉様の事を長い間見てますから。嫌な事かどうかは顔を見てたら分かりますよ」
「意外と自分の事って分からないのね。貴族ではなかったらもう少し気軽に考えられたかもしれないけど」
「でもゼファー様が家を捨ててもいい位本気ならどうします?」
「……それ言われた」
「お姉様その発言の重さ分かってます?」
「分かってると思うけど自信無くなった」
「あれだけ頑張って築いた地位を捨てるって簡単に言える事では……ごめんなさい。私が言う事では有りませんでした。でもそれだけ本気って事ですよね」
これからどんな顔で会えと……会うのが怖い
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。




