第58話 温泉
温泉って何?と聞かれたが定義とかは知らないが知ってる範囲で答えよう。
「温泉というのは地中から出て来るお湯の事なの。詳しくは分からないけど一定の成分が含まれないと温泉とは呼べないみたい。温泉のお湯に漬かると色々効果が有ったりするのよ。傷が早く治ったり、肌に良かったり……」
カルミアが急に聞いて来た
「お肌にも良いの?!」
「その温泉の種類にもよるけどここのお湯は肌にいいみたいね」
「今からそのおに風呂入れる?」
「別に大丈夫だけど、1回に長時間は体に悪いから駄目だよ」
「分かった」
カルミナはお風呂に入り、出てきた後に言った。
「これはいいわね。出来たらここに長期滞在……したいけど学校も有るし。出来たら毎週末泊りに来たりは出来ないかしら?」
「私に予定がなければ大丈夫よ。でもそんなに気に入った?」
「なんか勉強とかの疲れが取れた気がする」
その日は結局1泊し翌日風呂に入ってからカルミナを魔法で送った。
「送ってくれてありがとう。また次の休みもお願いね」
「また来週会おうね」
とそんな週末を何回か過ごした頃にカルミアから言われた。
「ねえ、あの温泉って他の人も入られるようにできないかしら?」
「出来なくはないよ」
「私の肌とか見て何かしてるのか聞かれてね。温泉の事はまだ秘密にしているけど色々聞かれていて困っているのよ」
「温泉の事は話しても良いわ。でも私の家に沢山来られても困るし毎回私が送迎も出来ないから道を作ってもらえないか交渉できない?」
「道?」
「そう。私の温泉が有る有間からこの中央市までの道路。途中に宿場を作ればいろいろ便利よ。私の税収も上がるし」
「今度話してみるわ」
「ちょっと待って。話し合いする前に一度女性限定で家に招待するわ。一度知るとまた入りたくなるはずだし……」
「ねえ、なんか悪い薬とか入れてないよね?」
「何も入れてないわ。天然の成分だけよ」
後日温泉に招待されたお姉さま方は体の痛みが取れたり、肌も少し綺麗になったりで大変気に入られ温泉まで道を作るのに協力してくれることとなった。当初作った温泉用の小屋の近くに大きな建物を作り週一組だけ特別に日帰り温泉旅行を開催した。
最初は私が魔法で送迎できるなら道はいらないのではという話になったが、もし私が途中で調子悪くなったり私が怪我した場合帰れなくなること、従業員を雇って清掃、建物の維持、料理の提供等が出来ないことを説明した。
それと都会を離れて移動するのも旅の楽しみであることを。
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。




