第55話 領地
「魔法の練習場所か……城にもあるが、自分専用が欲しいと言うのなら王都の近くに新たに作っても良いが」
「私の魔法は他の方よりも破壊力が高いみたいなので王都の近くでは……」
「そう言われるとそうらしいな。数十の魔獣を一撃と聞いた。しかしそんなに離れた所ではなくても良いのではないか」
「そうですか?北市なら魔獣被害も有ると聞きますので実戦訓練にも良いかと思いましたが。まあ無理ならば私は冒険者なので旅にでも出ようかと……」
「許可は出す!出すが条件が付く。北市内のこんな人の住んでいない山の中だけでいいのか?」
「私は貴族に成るよりそう言う場所で魔法の訓練をすることを望みます」
「残念だが個人に土地を渡すことは出来無いので男爵となりその領地として先ほどの場所を任せると言う事になるが良いか?」
「男爵ですか(女ですが)?」
「本来なら親のローズ伯爵家を継いでほしいがまああの親から継ぐのも抵抗が有ると思い、男爵とするが特に必要とする時以外呼び出したりはしない。その代わり一つだけお願いが有る。国外に行く時は許可を取る事と必ず戻ってきて欲しい。私は戦争を望まないのでツバキ殿には抑止力として存在してほしいのだ」
聞きたかったこととは違うが。戦争反対なのは私と同じ考えなのでいいとは思う。……思うが何故私が抑止力になるんだ?
「あの……私の事等王都の人間か北市の人間しか知りませんよね?抑止力にはなれないのでは?」
「そんな事ないぞ。既に国内と近隣諸国には話が広がっているぞ」
え?ちょっと国外に行きたくなくなったのですが……。
でももう広まっているなら少しの間大人しくしておこう。確か人の噂も七十五日だったよね?75で合ってたかな?まあ余裕見て100日は大人しくしておけばいいだろう。
そんな事を考えながら安易に返事してしまった。
「分かりました。ではよろしくお願いいたします」
その日から数日後に正式な通達が出てまだ成人してないが男爵となった。
正式に自分の領土になった北市有間地区の開発を本格的に始めた。まずは基本の道作りから……。
始めたのは良いが木を収納して道の様なのもは作ったがこれ1日で歩ける距離ではない。
まあ今は個人用の温泉だけだから良いがこの先人口0というのも税を国に払えない。
最初の予算は貰ってるし数年間は税の免除が有るからいいが……と悩んでると、偶然会った人に前回の戦いで家を失った人が多く居る事を聞いた。
土地と木は沢山ある。と言う事で新しい家を作ってそこに住んでもらおう。
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