第53話 帰還
嫌な事終わらせたら温泉旅行に行く……温泉有るか知らんけど。無ければ作ればいい。
そのような事を考えてると両親の事について裁判のようなものが始まった。
私の予想では最も重い罰になると思っていたのだが意外とそう言う話が出ない。不思議だ。
ゼファー様が近くに居たので聞いてみた。
「なぜこうも軽い計で終わらせようとしてるのですか?」
「原因はな、ある魔法使い……なんか戦場の天使とか救国の魔女とか呼ばれてる人が居るのだがな、その人の親だから極刑にして恨まれないように気を付けているそうだ」
「戦場の天使ってどこかで聞いたような……って、もしかして私の事?!」
「自覚なかったのか?あれだけ派手に活躍して……」
「有る訳ない……ですよ。あの時はとりあえず止めないとって余裕なかったから」
「まあ家族の事だからなそうなるか」
「まあ私からしたら元家族だけどね。あの時は大変だったよ」
「元と言う位だから極刑になっても構わないと?」
「元々覚悟はしてたわ。でも今回は死者も居ない様だし死ぬより生きて償う方があの人達の為だと思うの」
「そうか、そう思うか」
「貴族として生きてきた人が平民以下の生活で罪を償う……ある意味貴族としての死刑よりきつい罰だと思うわ」
「王にもその考えを伝えよう」
数日後元両親の罰は無期限強制労働となった。
久々に寮へと戻れたが、もう学校は行かなくても良いらしい。元々成績も良かったしこれ以上の魔法を教えられる先生も居ない為だった。寮ではローズマリーとサザンカが待っていてくれた。
「「お姉様(お嬢様)お帰りなさい」」
「ただいま。無事に帰れたわ」
「無事ではないですよねお姉様……戦場の天使とか救国の魔女の話は聞いておりますよ」
「あれは周りが勝手に言ってるだけで……」
「……そして両親の事も。極刑は逃れたのですね。なんか複雑な気分ですわ」
「そうね。一応確認してきましたが私達は成人前と言う事と今回の件に直接関与も無く、逆に解決に多大な功績が有るとの事で無事に無罪を貰って来たわ。褒美も貰えたのよ」
「それはお姉様の功績が大きいからでしょうね。多分誰も敵対はしたくないでしょう」
「まあそんなこと良いじゃない。それより今回の事で疲れたし少し旅行でもしない?」
「全然良くはないですが旅行というのは行ってみたいですね」
「温泉とかよくない?」
「温泉?温泉って何ですか?」
「知らないの?……って言う事はこの世界には温泉は無いのかな?簡単に言うと天然に出来たお風呂よ」
「それの何が良いのですか?」
……そうか温泉の良さも知らないのか。なんて説明したら良いのだろうか?
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