第50話 参戦
国王に許可を貰いに行くと意外な事に許可が出たが、その代わり妹とローズマリーは王城内に残すと言う条件が付いた。
もともと危険な所に連れて行く気はなかったので私としては丁度よかったが、二人は反対していた。
「お姉様、止めても無駄なのは分かりますが……出来たら行って欲しくないです」
「お嬢様行くなとは言いません。その代わり必ず帰ってくると約束してください」
「二人とも心配してくれてありがとう。必ず帰ってくるって約束するわ」
直ぐに準備して出発した。
魔力の消費をしたくなかったので移動は馬を使った。前線に近付くほど避難中の人々が増えて行き最後尾を超えた所は戦場となっていた。
戦場に到着して気が付いたのは怪我人の多さだったので
「治癒魔法を使います」と近くの人に言ったが誰も言う事を聞いてはくれなかった。
「子供がこんな所に来るな!」
等言われたが気にせずに怪我人に近付き動ける程度に治していった。
最初は誰も魔法で治療等出来ないだろうと思っていたが、近付いていく度怪我が治っていく……。
数人治療が終わった時には”戦場の天使”と呼ばれるようになっていた。
皆が急いで怪我人を連れてきたが来るたびに治療されていく……皆が魔力を心配したがまだまだ平気だった。適度に治療が終わった頃皆に聞いた
「この先に兵士の方や逃げ遅れた方は居ますか?」
「今の所は全員逃げてきています。戦うより逃げる事を優先しましたので」
「ではこの辺りを吹き飛ばしても平気ですか?」
「まあできるのであればこの所の辺りなら家も無いので助かりますが……」
「では魔法で攻撃します。前線の方を下げてもらえますか?」
「あなたは治癒の魔法をつかうのですよね?攻撃なんてできるのですか?」
「とりあえず火魔法で攻撃します。準備している間に兵を下げてください」
とりあえず上空に巨大な火を出すと、
「戦場の天使様が攻撃するぞ皆後方へ下がれー!」
宮廷魔法師が驚くほどの威力だったみたいで見ていた皆が逃げ出した。
「とりあえず一回目の攻撃行きますね~」
近くで破裂させると爆風が来るので少し遠めに落とし直後に土で壁を作り皆を守った。
舞い上がった土煙が落ち着いた後には大きな穴が出来ていた。
逃げて行った兵たちが戻って来たが皆何も言えない。
「あの見える範囲に敵は居なさそうなのですが私そろそろ休憩しても大丈夫でしょうか?」
「ありがとう。これで態勢を立て直せそうだ。ゆっくり休んでくれ」
収納魔法から椅子と水を取り出し休憩していたら皆から礼を言われた。
まだ魔力余裕有るのですが……。
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