第44話 新たな候補?
その話を聞いてカゼは嬉しそうに言った。
「そう言う事なら俺も参戦しようかな?ツバキさん……妹さん連れてこの国以外へ行くのは抵抗ありますか?」
「私は特にないけど妹は私とゼファー様の結婚を望んでいるようだけど」
「そうなのか?一度良かったら妹さんにも会ってみたいのだが」
「ではこの後食事でも一緒にしますか?久々に妹とローズマリーも呼んで9名で」
その時ゼファーと私の護衛をしてくれてる方が聞いてきた
「あの、私護衛なのに人数に入ってませんか?」
「食事中監視される位なら一緒に食べませんか?近くにいる方が安全でしょうし」
「分かりました。本当は駄目なのですが今回は特例と言う事で」
「こちらも使用人と妹を呼びますから」
家だけ寮に戻りローズマリ達と話をしてから店に向かった。その途中でサザンカが楽しそうに聞いて来た
「お姉様に二人目の婚約者候補が現れるなんて……どんな方なのか気になりますわ」
「そうね……異国の冒険者って感じの人よ。一応身分高いみたいだから気を付けて」
「身分高いの?辺境伯以上ではないよね?」
「第三王子だって」
「はい?」
「小さい国だけど第三王子らしいよ」
「それって結構凄い事では?」
「そうね。凄いね。他国を見て回る為に冒険者をしていて私と会ったのよ。少し魔法教えたりもして冒険者の中では仲の良い人達なの」
「そうなんですね。会うのが楽しみです」
寮の入り口付近で待ち合わせをしていたのだが、着いた時にはもう既に皆集まっていた。
簡単に挨拶して近くの店で食事する事となった。
初めて話す人も居たので簡単な自己紹介をしてから食事が始まった。
食事が始まると同時にサザンカがゼファーに話しかけた。
「ゼファー様、実家の件はどうなってますか?場合によっては私たち姉妹はこの国から出た方が良いのかもしれないと思うのですが?」
「それは大丈夫だ。君たちの両親に責任を取ってもらう。国家反逆とかではない限り未成年に罪は問わないよ。ただし、ツバキには家を継いでもらう事にはなるが」
「それは姉が借金を引き継ぐと言う事ですよね」
「私の家が助けるから大丈夫だ。何故そんな事を聞く?」
「お姉様は今まで家に縛られてきましたが国外の方に気に入られたようなので本人がその気なら家の事を忘れて幸せになって欲しいのです」
それを聞いた私は思っていることを言った
「皆さん結婚する事が幸せと言いますが、私はそう思いません。結婚とは1度決めたら解消の難しい契約なのですからそう簡単に決められるものでは有りません」
サザンカが小さい声で言った
「そんな事言ってたらいい人が皆先に結婚してしまいますよ」
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
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