第41話 変化
何か自分が思っていたのと違う未来になりそう。当初は妹に結婚を任せて私は縁を切って冒険者にと考えていたのに……。何故かゼファー様には好かれているし、妹は思っていたのと違い私を嫌っていると思っていたが実際は私を助けるために色々嫌な事を言っていたという事実を知ってしまった。
だからと言って前世のことも有るし安易には結婚したくない私も居る。でも話の流れで婚約解除とは言える状況ではなかったし、もう何を選べば良いのか分からない。こんな時は運動でもして気分を変えるか。
「サザンカ、軽く走ってくる」
「今からですか?」
「少し体を動かしたい気分なの」
「まあ遅い時間でもないので、気を付けて」
寮の周りを走った。何も考えずに。疲れて帰りその日はよく眠れた。
翌日何か現実から逃避してる気がしてきたのでローズマリーと話してみた。
「ローズマリー少し話良いかな?」
「大丈夫ですよ。久しぶりですね何か考え事ですか?」
「今日はお姉様に相談が有って」
「婚約の事?」
「そうなの。正直結婚するつもりはなかったからものすごく不安なのよ」
「まあ貴族の場合難しいかもしれないけど一応まだ婚約なのだから気にし過ぎでは?」
「そうかしら?でももうあと1年も無いのよ」
「お嬢様は相手がゼファー様では不安ですか?」
「そんな事無いと思うわ」
「ならいいではないですか。正直貴族なんて顔も良く知らないのと結婚とかも聞きますよ。それにお嬢様はもう幸せになっても良いのではないですか?家のことも有りましたから」
「結婚ってね、してからの方が長いのよ。一度したらこの世界では簡単には別れられないわ。そして私は少し変わった家庭で育った。正直結婚してからが不安なの」
「それはゼファー様と話し合ってみたらどうですか?私も未婚ですしお嬢様が実家でどのような扱いを受けていたかは存じています。ですが私は結婚出来る事は幸せになる事と思ってますので、お嬢様の質問に答えるなら結婚できるならした方が良いとしか言えないのです」
「そうね人それぞれ考え方は違いますからね。ごめんなさい変な事聞いて。それと答えてくれてありがとう」
「あの一つだけいいですか?多分ですがゼファー様は本気でお嬢様を気に入られてます。それに良い人だとも思います。もし誰かを選ばないといけないなら現状で最適な方だと思いますよ……って貴族の方相手に大変失礼な事言ってますが」
私はこれからあまり時間も無いし出来るだけゼファー様と会ってみようと思った。悩んでも答え出ないし。前世の失敗のことも有るからね……。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今後の展開の参考にもなりますので感想など頂けると助かります。
少しでも面白かったら下にある☆1~5個を押していただけると助かります。
↓の☆で評価を頂けると大変うれしいです。よろしくお願いいたします。




