第39話 婚約?
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婚約の事について話がしたいと言うとゼファー様はすぐに来てくれた。
「やっと俺と婚約する気になったか、ツバキ?」
彼は冗談っぽくそう言ってきた。それに対するツバキの返事は
「そうね、それも良いかと思って今日は来てもらったの」
「えっ?本当にですか?……凄く嬉しいです」
そこにサザンカが発言する。
「盛り上がっている所にごめんなさい。姉との話し合いで私がゼファー様と結婚というのは難しいと言う結果になりました。でもとてもよくして頂いて条件的にも良い話でしたので姉と正式な婚約、卒業後の結婚を考えております」
ゼファーは嬉しそうだが緊張した感じで答えた。
「分かりました。考えていると言う事はまだ何か有ると言う事ですね」
「はい。私は冒険者としてこの数年活動してきました。貴族っぽい行動には自信有りません」
「そんな事は構わない。元々魔獣や外国からの侵攻の多い辺境なのでどちらかと言うと今のツバキのような冒険者として戦える方が助かるんだ」
ツバキは少し残念そうに言った。
「そうですか。後これは大事な事なのですが、私はゼファー様の事を良い人だとは思ってますが、恋愛的な意味で言う好きでは有りません。貴族同士の婚約に恋愛というのは難しいかと思いますが、これから長く一緒に居る事になるのだから正直な気持ちを伝えておきました」
ゼファーは嬉しそうに答えた「此方が気に入って頼んだ婚約だ。これからの俺を見て好きになって行ってくれたら嬉しい。何かやってみたいことが有るなら出来る限り叶えよう。義妹となるサザンカも守ることを約束する。だから賭けには負けたが俺との婚約を続けて欲しい」
ツバキは申し訳なさそうに答えた「本当はね、婚約なんてしたくない。自由に生きたい。妹に婚約を任せて私は自由になりたいと考えていたの。しかしね妹は私が考えていた以上に良い子だったのよ。その子が今のローズ家を継いだら領民に苦労を掛けるって言い、ゼファー様もずっと私の事を見ているのに婚約者を交代なんてできないし、姉妹で入れ替わったりしたらゼファー様が変に疑われるかもしれないと。それを全て纏めると私とゼファー様が結婚するのが一番いい結果になるとサザンカとの話し合いで結論が出たのよ」
「あの……私サザンカも一緒に結婚しても良いですよ。もう姉とは離れたくないし姉には一生かけて恩を返さないといけないと思ってますから。それに他にこんないい条件の相手なんか居ませんし」
ゼファーは少し困りながら言った「君は義妹になるのだから近くに居てくれたらいい。結婚は良いなと思う相手が出来るかもしれない。領内で良いのを紹介するよ。だから姉妹と結婚とかは無理だ。俺みたいに恋愛に不器用なやつが好きな人以外を幸せにする自信がない」
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