第38話 話し合い2
「お姉様は本気で冒険者を続けるつもりなんですよね?」
「そうね。続けられる所までは続けるつもりよ」
「女一人で大丈夫なんですか?その……男の人から狙われたり」
「あー、無いとは言わないけど、私の毎日の戦果見たら諦めるみたい。別に数なんて気にしなくても良いのにね?それとゼファー様の所の監視さんがまだついてるので今は大丈夫よ」
「あの……お姉様、私を仲間にとかは出来ませんか?」
「貴女も冒険者に成りたいの?やめた方が良いわよ。危ない割に最初は収入少ないし」
「でもお姉様の助けになるなら……」
「逆に危ない事しない方が安心かな?サザンカには早めにいい人見付けて幸せになって欲しいのよ。ずっと病気で苦しんでいたでしょ?もう今は治ったのだから」
「私は意外とこの仕事が有ってるの。結婚とかも今は考えられないし、貴族として生きるとか考えられないわ。平民として生きるのなら現在結構稼げているから適当に家でも買って生きて行けるから。でも家の事もあなたに丸投げって訳にはいかないよね。ゼファー様と結婚してくれたら安心なんだけど」
「爵位狙いの婚約話も来ない家だからね。多分もう破綻すると思われてるのでしょうね。それなのに両親は何とかなると思ってる。もう終わりよね。でも後継ぐのはお姉様になるってゼファー様も言ってたわ。お姉様、真剣に答えて。ゼファー様との結婚は絶対に嫌?嫌なら今までお姉様には迷惑かけたから私が継いで適当なのと結婚して何とかするわ」
「ゼファー様は良い人よ。絶対に嫌ではないわ。ただもう私に貴族は合わないと思うの。そうなるとゼファー様が私と結婚しても迷惑をかける事になるわ。それが嫌なの。口では色々言ってきたけど殆ど一人だった私を助けてくれた人はゼファー様だけだったから。私が渡せるものが無いわ……」
「お姉様。ゼファー様の気持ちは考えてますか?ここまでしてくれてるのに好意が無いと思います?メリットが無いから結婚しないとかいう人だと思いますか?」
「思わないわ。最近は好意を感じているわ。でもだからこそ迷惑をかけたくないの。私は戦う事が得意なのよ。こんな人と上位貴族が結婚なんて……」
「今日もう一度ゼファー様と話し合いましょう。その方が良いわ」
「何で必要ないわ?」
「ゼファー様がどう思うかです。とりあえず連絡してもらえますか?」
「分かったわ。何か強引なサザンカも久しぶりね」
「ごめんなさいお姉様。でもねお姉様の幸せが私の幸せでも有るのよ。私を死の淵から救ってくれたお姉様に幸せになって貰いたいのは当然じゃない?」
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